チームラボ、トラコスのAI子会社「マシンラーニング・ソリューションズ」に出資

クリエイティブなイベントなどでも注目を集める​チームラボ株式会社は、機械学習の社会適用に特化したサービスを提供するマシンラーニング・ソリューションズ株式会社(MLS)に出資し、同社と共に、本日よりAI(人工知能)によるソリューション事業を開始することを発表した。

MLSは、トランス・コスモスの子会社として今年の5月に設立され、フジ・スタートアップ・ベンチャーズが運営する「フジ・スタートアップ・ファンド1号投資事業有限責任組合」とチームラボからの出資を受け、本日9月27日営業を開始した。

同社設立の背景について、「AIへの関心の高まりにより、各業界でAIの導入や利用が検討されていますが、その実用化に関しては多くのハードルがあるのも実態です」と説明。MLSは、今後需要が急激に拡大すると見込まれるAI導入に関する技術支援ニーズに対応し、AIの高度化・精緻化に必要な機械学習に関するコンサルティング事業を行うとしている。また並行して、AI関連のベンチャー企業に対する資金支援と技術支援を行うインキュベーション事業もあわせて行う予定とのことだ。

MLSの技術顧問には、東京大学大学院教授で理化学研究所革新知能統合研究センター長の杉山将氏ほか、機械学習の分野において世界レベルで活躍する研究者を迎えている。

ここにチームラボの創造力、技術力、開発力と綿密に連携していくことで、ビジネスにおける実行力を担保しながら、「機械学習に関する最高かつ総合的なAIソリューションサービスを提供していく」としている。

MLSの代表を務める森山雅勝氏は、トランス・コスモスの取締役専務執行役員。プライスウォーターハウスコンサルタント株式会社(現日本アイ・ビー・エム株式会社)を経て、トランス・コスモスに入社した。

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ロボスタ編集部

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