シャープ、ロボホンの廉価版Wi-Fiモデルを発表! 価格は138,000円

シャープは、モバイル型ロボット電話「ロボホン」のモバイル通信(LTE・3G)機能を省いた、Wi-Fiモデルを発表した。価格は138,000円(税別)。

ロボホンは2015年10月に発表され、2016年5月に発売された、二足歩行が可能なモバイル型ロボット電話。身長は約19.5cm、重さは約390gで、Android OSを搭載しているため、Android Studioでロボホン専用アプリの開発ができる。毎月、ソフトウェアアップデートとともに新たなアプリが追加されており、ユーザーからの満足度は非常に高い。

Wi-Fiモデルにもロボホンの特長である、二足歩行や持ち歩き可能なコンパクトサイズ、カメラ機能、フォーカスフリー小型レーザープロジェクター、歌やダンス、専用アプリなど、現行モデルと同様の機能やコンテンツを搭載している。

また、ロボホンを使用するには「ココロプラン」(980円/月)への加入が必要だが、本機種の本体価格には、「ココロプラン」1年分が含まれているため、期間内は無料で使用できる(法人利用は対象外) 。つまり、約12,000円がさらにお得になるというわけだ。

もちろんロボホンの大きな特徴の一つは、ロボット自体が「電話」であるということだった。モバイル型ロボット電話というコンセプトの通り、SIMを入れることができ、ロボホンを通じて電話をすることができた。しかし、今回のWi-Fiモデルでは、電話をすることはできない。外出先に持っていくユーザーにとっては、SIMがないことは不便と感じることがあるだろう。

ただ、法人ユーザーが皆SIMが必須だったかというと、そうではない。ロボスタのロボホンにもSIMは搭載されているが、社内で利用することが多いため、Wi-Fiで事足りることも多い。価格が安くなったことで、法人利用が加速することだろう。

法人のお客向けには、パソコンでシナリオを作成して接客などに利用できる「受付・接客アプリ」と、商品説明などに利用できる「プレゼンアプリ」をセットにした「ビジネスプレミアムプラン」が用意されている。法人向けのプラン詳細は、こちらのページより確認できる。

今回の発表は、ロボホンを室内や社内で活用したいという法人ユーザーにとって、有益な発表となるはずだ。

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ロボスタ編集部

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