現在20,000を越すというほど盛り上がりを見せているAmazon Alexaスキル。このスキルの多さがAmazon Echoファミリーのコアコンピタンスになっている状況だ。
Amazonは、Alexaスキルが増えるよう、開発者向けに様々な施策を展開している。例えばスキルを作るとオリジナルグッズが貰えるプログラムや、ハッカソンイベントや、勉強会開催などだ。さらに最近強化されているのが、開発者向けのマネタイズ支援だ。
今回はそのスキル開発の「報酬プログラム」によるマネタイズの仕組みを紹介したい。
収益分配の仕組み

まず、すべてのスキルが収益分配の対象になるわけではなく、対象カテゴリーのスキルである必要がある。当初、Games, Trivia & Accessoriesカテゴリーのみが対象だったが、現在はEducation & Reference、Food & Drink、Health & Fitness、Lifestyle、Music & Audio、Productivityも対象に追加された。
なお、支払いは米国、英国、ドイツのみが対象で、まだ日本は対象外だ。ストアの公開とともに対象になることを期待したい。
収益分配のプロセスは以下の通りだ。
・Amazonが毎月の顧客エンゲージメントを評価。
・顧客エンゲージメントに基づいて、スキル開発者向けの報酬を計算。
・翌月中に支払対象のスキル開発者向けにメール送信。
・メール通知の月末までにスキル開発者に報酬支払。
顧客エンゲージメントは、利用回数、新規ユーザー、リピーター、ユーザー評価など様々な要素が考慮されて決定されるという。その詳細のロジックは非開示となっている。
顧客エンゲージメントが高いスキルの特徴

Amazonが顧客エンゲージメントが高いスキルの上位を調べたところ、以下7つの共通点を持っていることがわかったという。
1. 音声によりタスクを迅速かつ簡単にこなせること。
2. 直感的で記憶に残る名前であること。
3. できることが明確なこと。
4. ストレスなく使えること。
5. 驚き、楽しさがあること。
6. 新鮮なコンテンツを配信すること。
7. 信頼性が高いこと。
この7点を念頭に置いて、ユーザーに愛されるスキル開発を進めるように心がけよう。まして前述のスキル報酬を狙うなら絶対条件となるだろう。
僕はこう思った:
ロボットスタートでは各種スマートスピーカーのスキル開発の仕事を受けております。
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