Invoxiaが新しいスマートスピーカー「TRIBY IO」を予約受付開始しており、どのようなものなのか簡単に紹介したい。
まず、Invoxiaは現在フランス、アメリカ、スイス、中国に拠点を持つテレコミュニケーション製品にフォーカスしたスタートアップで、2年前にAmazonからAlexa Fundの投資を受けており、初期のAmazon Voice Service(AVS)を使ったハードウェアメーカーのひとつとして知られている存在だ。
TRIBY

Invoxia最初の製品「Invoxia Triby」はAlexa搭載のスマートポータブルスピーカーというコンセプト。製品前面についた電話型のボタンを見ての通り、電話をかけたり受けたりすることができる多機能スピーカーとなっている。Amazon Echoとは異なる特徴として、バッテリー、ステレオスピーカー、ディスプレイ、温度センサー、湿度センサー、ボタンなどが搭載されている。現在199ドルで販売中の製品だ。
Invoxia / Triby
TRIBY IO

続いて現在予約受付中の新デバイス「TRIBY IO」。見た目は前述のTRIBYをよりシックにマイナーチェンジしたものに見える。前面のボタンは電話の形をしておらず、より汎用性を持つボタンとして機能するようになった。価格は199ドルでTRIBY同様だ。
この新デバイスのコンセプトは「あなたの家のスマートハブ」となっており、よりIoTデバイス制御に重みを置いた改善が行われている。

中でも注目はAmazon Alexa搭載はそのまま、「Apple HomeKit」に対応したことにある。
Appele Homekitは、Apple社が提唱する家電の管理システムで、Homekit対応製品はSiriの音声認識を利用して管理できるようになるというもの。

HomeKit対応製品を多数使っているユーザーであれば、このTRIBY IOは他にはない魅力のあるスマートスピーカーに見えるのではないだろうか。
Invoxia / Triby IO
僕はこう思った:
Amazon Alexa搭載のサードパーティー製スマートスピーカーが数多く発表される中、そしてAmazon自体もAmazon Echoファミリーを拡充している中、今後スマートスピーカー市場の競合との差別化要素をどうするのか・・・その一つの答えが複数のプラットフォームを取り入れる戦略だと思います。




