【Alexa搭載デバイス開発向け】Alexa Premiumファーフィールド音声開発キット登場!

2018年1月5日、AmazonがAmazon voice service (AVS) 開発キットの新ラインナップとして「Amazon Alexa Premium Far-Field Voice Development Kit」を発表した。


そもそもAmazon Alexa voice service Development Kitとは?

既にロボスタではAlexa Voice Service(AVS)およびその開発キットについて紹介してきた。詳しくは上記記事を参照いただきたいが、簡単に言えばAlexa搭載製品の開発者向けに、チップセット、音声処理テクノロジー、AVS APIを活用したクライアントソフトウェアをセットにして、開発コストをかけずに商用レベルの音声デバイスを構築するためのキットだ。

既に7種類のAVS開発キットがラインナップされおり、「Hands Free(近くで声で呼びかけ)」、「Far Field(遠くから声で呼びかけ)」のいずかの音声モデルに対応している。


新登場のAmazon Alexa Premium Far-Field Voice Development Kit

Photo: Amazon

今回新たに登場したのは「プレミアム・ファーフィールド性能」を備えた高品質Alexa対応製品を簡単に構築できるキットだ。

何がプレミアムかと言えば、最新のAmazon Echo、Amazon Echo Showと同様のマイクアレイ構成を使うことで、騒々しい環境や大きな音量で音楽を再生しているときでもユーザーの音声を認識する性能を持つ点にある。



Photo: Amazon

構成はAmazon Echo同様の円形7マイクアレイと、Amazon Echo Show同様の長方形8マイクアレイが用意される。

価格は公表されておらず、入手を希望する場合はAmazon AVSビジネス開発担当者に問い合わせとなっている。


僕はこう思った:

Alexa搭載互換機が今回のCES2018でさらに増えそうですが、こういう体制を構築しているからこそと思います。


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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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