2017年国内音楽配信はストリーミングのシェア増加で、ダウンロードに迫る(日本レコード協会発表)

2018年2月22日、一般社団法人日本レコード協会が2017年第4四半期(10月~12月)の音楽配信売上実績を発表した。


「音楽ストリーミングサービス」はスマートスピーカー(AIスピーカー)の利用用途調査でほぼ必ず上位となる利用用途である。またスマートスピーカーメーカーの多くが自社でも音楽ストリーミングサービスを展開していることもありロボスタでは音楽サービスの利用動向に注目してきた。


今回、一般社団法人日本レコード協会の発表による日本の音楽ストリーミングサービスの利用状況の一部を紹介したい。


2017年 年間の音楽配信売上実績

Image: RIAJ

2017年の年間音楽配信売上実績は、1億4,571万ダウンロード(対前年比92%)、573億円(対前年比108%)と4年連続のプラス成長となった。

2008年から徐々に「着うた」、「待うた」といった携帯電話向け音楽サービスの売上が低下、2013年以降はストリーミングサービスが急成長していることがわかる。


2017年 音楽配信売上金額 区分別シェア

Image: RIAJ

2017年でのストリーミングの売上シェアは46%まで増加。主流のダウンロード47%に迫った。

今後スマートスピーカーの普及に伴い、ストリーミングサービスの利用はさらに増加することが予想され、2018年にはストリーミングによる音楽が主流になってもおかしくないだろう。



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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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