「ランドセル×AI」で子供の安全を みまもりロボットを持たせて居場所を特定

株式会社ハシモトとBsize株式会社は、4月3日に「ランドセル×AI」で子どもの「安全」を、そして子どもを持つ親に「安心」を提供していく取り組みを発表した。

昨今、女性の社会進出、共働き世帯の増加により、子どもの安全はより重要なキーワードになっている。特に学校や保護者の目が届き難い登下校、放課後の時間をいかに安全な時間にできるかは、子どもを持つ親にとって大切なテーマだ。

そんな中、ハシモトとBsizeは、いつもそばにいるランドセルだからこそ出来る新しい形の「安全・安心」を提供できないかとプロジェクトをスタートした。「フィットちゃんみまもりAI」は、学習能力のあるデバイス「GPS BoT」が子どもの行動パターンをインプットする。また子どもの位置情報を教えるだけでなく、普段訪れる場所への到着や出発をスマートフォンに自動通知する機能がついている。また普段と異なる行動パターンを示した際のAI異常アラートも搭載予定となっている。






みまもりロボット「GPS BoT」とは?


GPS BoTは、位置情報から見守る、幅5cm・高5cm・厚み1.9cmの小型デバイスだ。これをランドセルに入れることで、日本中をカバーする携帯電話回線に自動接続し、常に子どもの現在地を見守り続けることが可能だ。またGPSの接続設定は一切必要ないため機械に弱い方でも安心して使うことができるだろう。


トリプル測位エンジンを搭載!!

GPS BoTは、これまでのGPSみまもり端末と異なり、クラウド上で位置を特定する高精度なトリプル測位エンジンを搭載している。

このエンジンの特徴は一般的なGPSの電波だけでなく、周辺のWiFiアクセスポイントの電波や、携帯基地局の電波も測定するため、一般的なGPS端末では難しかった、屋内や地下での位置特定も可能。

※ 環境によっては、位置特定できない場合や、数メートル〜数十メートルの誤差が生じることがある。




AIの特徴

GPS BoTは、子どもの生活習慣を学習する。通常、一週間程度で自宅や学校を特定し、週一回の塾や習い事などは一ヶ月程度で学習し、学習後は、登下校や帰宅、通塾などをPUSH通知し、異常を捉えた場合などにも知らせてくれる。

通知機能と学習機能は現在ベータ版だが、ソフトウェアは自動的に最新版に進化するため、手動でアップデートする手間は全くないのだという。機械が苦手な方でも、安心して子供のみまもりを行うことができるだろう。なお、2019年度のラインナップは4月5日(木)昼頃より公開が予定されている。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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