Appleの「WWDC」(Worldwide Developers Conference:世界開発者会議)が開幕となった。例年様々なApple製品の発表の場となっており、去年はHomePodを発表している。
そんな注目のWWDCなのだが、残念ながら今年の発表ではHomePodに関する大きな発表はなかった。一方、Siriに関しては少し動きがあったのでそれを紹介したい。
Siri Shorcuts / iOS12
この新機能は日常的によく使う機能を複数組み合わせてショートカットとしてまとめて起動させる機能。他社アシスタントのルーチン機能に似たものだ。
例えば「Heading Home」というショートカットで、自宅までのナビゲーションをセット、お気に入りの曲を演奏し、帰宅予定時刻をテキストメッセージで家族に連絡、自宅のエアコンを動作させるといった複数のコマンドを一度に指示できる。
また、ユーザーが任意のショートカットを作成することもできる。2018年秋にリリース予定の「Shortcuts app」を使って複数のアクションを組み合わせてカスタムしてショートカットを作る仕組みだ。
このショートカットはiOS搭載のiPhoneやiPadだけでなく、Apple WatchやHomePodからも制御できる。
Apple / iOS 12 Preview
Siri / WatchOS 5
Apple Watch向けの新機能も発表された。
「Hey Siri」のウェイクワードなしで、腕をあげるだけでSiriが起動するようになる。
僕はこう思った:
新機能は良い機能だと思います。が、低価格版HomePodや、各国展開、Siriのさらなる機能追加など期待が高かっただけに、今年のWWDCは少し残念です。