ロボットがたこ焼きを焼いてお弁当を盛り付け!「FOOMA JAPAN 2018」で注目のロボットたちと面白い技術を見てきたよ!

アジア最大級の「食」の総合展示会である「FOOMA JAPNA 2018」(主催:一般社団法人 日本食品機械工業会)が6月12日(火)〜15日(金)にかけて、東京ビッグサイトで開催されています。今回のポイントとして人手不足や労働環境の変化を補うべく、ロボットやAIなどを活用した最先端技術が展示されているとのことで、注目のロボットメーカーのブースをご紹介します。


デンソーウェーブではAIビジョンの活用とCOBOTTAに注目


先ず訪れたのはデンソーウェーブのブース(東6ホール T-23)。

不定形な唐揚げをAIビジョンを使ってピッキングしてお弁当に乗せていくデモンストレーション。

注目はAIビジョンを使った唐揚げのピッキング作業。昨年に開催された国際ロボット展でもお弁当のピッキングのデモンストレーションは行われていたのですが、今回はそれに加え不定形でばら積みされた唐揚げの形状を認識してピッキングしてお弁当に乗せていくといったもの。

唐揚げはこんな様に認識されています。

実際にどの様に認識しているかもモニターで見ることができました。このAIビジョンはOSARO社の技術が使われています。


強い逆光を故意に当てても認識してピッキングが可能です。会場からは「すごい!」の声が

分かりにくいですが、アームの後ろから強い光が当たっても、それに左右されずピッキングを行なうことができます。普通は強い光が当たったり、光の方向が急激に変わってしまったりすると認識できなくなるということもあるとのですが、どの様な光の状況下でも問題なく対応できるというのも大きな特徴の一つです。

COBOTTA2台で餃子を作ってました。

そして、小型アームロボットの「COBOTTA(コボッタ)」2台で餃子の餡詰め作業のデモンストレーションを行っていました。これは愛知工業大学でのハッカソンから出たアイデアとのことです。小型のCOBOTTAならではの器用さで、100円ショップなどで手に入る道具をうまく使って餃子を作っていました。

デンソーウェーブのブースでは、これ以外にも冷凍ハンバーグの高速ピッキングと整列工程のデモンストレーションや、2台のアームロボットを1台のコントローラーで制御して、チョコレートの箱詰めと蓋閉め工程を行なうデモンストレーション、トマトやシュークリーム、水まんじゅう、モッツァレラチーズなどといった柔らかい食材ををピッキングするデモンストレーションも行われていました。


協働ロボットでたこ焼きを作るユニバーサルロボットブース

続いて注目したのは、協働ロボットのユニバーサルロボットのブース。(東4ホール B-13)
ここでは、ロボットがたこ焼きを焼いてくれるデモンストレーションを行っていました。このデモンストレーションを行っていたのは、調理ロボットシステムを開発しているベンチャー企業のコネクテッドロボティクス社です。

鉄板に生地を流していきます。

焼く前の油引きなども協働ロボットが行ってくれます。油を引いた後は、具材を鉄板に入れて生地を流していきます。その後高速で鉄板を振動させることでたこ焼きを回転させ、また生地を流す、という通常のたこ焼きを作る流れで、たこ焼きができ上がっていきます。

たこ焼きの焼き具合もAIによる画像認識で判断します。

実際にたこ焼きがキチンと焼けているかは画像認識を行って判断しています。この辺りはまだ試作段階ということですが、一歩一歩完成に近づいてるようです。

もちろんピッキングしてお皿に。

完成したたこ焼きはピックアップしてお皿に置いていきます。ソースの塗る作業は人が行ないます。
会場に来たらロボットが作ったたこ焼きをぜひ食べてみてください。


川崎重工はコンビニ弁当製造をターゲットにした協働ロボットソリューション


川崎重工業のブースでは、双腕の協働ロボット「duAro」(デュアロ)を使い、異なった作業を行なうデモンストレーションを行っていました。(東4ホール L-15)

自動でスープ容器を準備・注ぎ・計量まで行ないます。

目に留まったのは、スープ充填のロボット。ポイントは容器を準備し、それにスープを充填し、かつ計量まで行い設定の範囲から出たものに関してはNGとして弾くという機能まで備えています。

カットされたおかずも双腕でピッキング。

こちらは、おかずを盛り付けるソリューション。カットされたおかずは双腕をうまく使ってピッキングして盛り付けることができるようになっています。また、ばら積みしてあっても3Dビジョンカメラを使うことで対応が可能となっています。

この他にも蓋を閉めたり、パッケージされているおにぎりをケースに入れるという作業を行なうロボットが展示されていました。コンビニのお弁当工場を想定した展示となっていて、産業用ロボット「duAro」が活躍、用途に応じて動きを変えることができる柔軟さを見せていました。

オムロンはAI搭載の自動搬送ロボットに注目


オムロンはAI搭載の搬送ロボットと天吊りロボットを展示していました。(東4ホール F-25)

AI搭載の自動搬送モバイルロボットが動き回る。

その中で目に留まったのがAI搭載型の自動搬送モバイルロボットのデモンストレーションです。今回ブースでデモンストレーションをしていたモバイルロボットの最大積載重量が90キロとのことで、大抵の工場では対応できるのではないでしょうか。
また、1度のマッピングで最大100台まで同時に可動させる事が可能というのが大きな特徴とのこと。徐々に導入台数を増やすことができるので、テストで先ず数台導入後、徐々に台数を増やしていくというお客様が多いとのことでした。



他にも見るべきブースがたくさんあります!

駆け足で産業ロボットをメインにしている企業部ブースをご紹介しましたが、それ以外にもロボットメーカーやモーターのメーカー、食品機械専業のメーカーなど多くのブースが出ていて、また非常に多くの来場者が訪れていて活気溢れる展示会でした。


食品製造という分野においても、ロボットやAIなどが必要とされているという様子が会場を見て回ってひしひしと感じました。別分野から見るとなにかヒントが落ちているかもしれません。ぜひ足を運んでみてください。


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ぱっぺー☆あさひ
ぱっぺー☆あさひ

衛星放送、インターネットなど時代の先端の端っこにいて、今はロボット業界に身を置いています。 ロボットスタートでは広告営業をメインにしていますが、ロボティクススーツを着ることでロボット型人間『ぱっぺー』に。 近頃頑張っているアイドルを見ると泣いてしまう。「HKT48」を推しつつも「NGT48」「=LOVE」が気になっています。最近は取材の予習で聴いた「夢みるアドレセンス」の楽曲の良さに驚く。 長年の夢だったTBSラジオデビューを果たしました。 誕生日の夜は今年も一人かも知れないと不安しかありません。

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