NVIDIAのロボティクス向けAIコンピュータ最新モデル「Jetson Xavier」開発キットの予約開始

NVIDIAの「Jetson」(ジェットソン)シリーズは、ロボットやドローン、セキュリティカメラなど、比較的小型のモバイル機器に搭載できるAIコンピュータボードだ。その最新モデルが「Jetson Xavier」(エグゼビア)だ。現在のコンピュータ技術はネット上のクラウドと、端末側のエッジの双方で高性能化が望まれている。「Jetson Xavier」はエッジ側の頭脳を高速化にするのに有効だ。
TensorコアGPUやARMの64ビットCPU等で構成され、従来モデルの「TX2」の性能と比較すると理論値で約20倍の高速性と約1/10の消費電力となる。その「Jetson Xavier」の開発者キットの予約注文がはじまった(日本向けは菱洋エレクトロ)。


Jetson Xavier の開発者キットには、Jetson Xavierを活かすための次世代アプリケーション開発に必要なコンポーネントと「JetPackソフトウェア」等が提供される。組み立て済みの開発キットには、Jetson Xavierコンピューティングモジュール、オープンソースリファレンスキャリアボード、冷却ソリューション、および電源供給装置が含まれる。また開発キットには、各種I/O ポートも含まれている。



ポート等の詳細は下記の動画で解説されている。また菱洋エレクトロの仕様解説ページを参照



[日本語字幕付] NVIDIA Jetson Xavier 開発者キットのご紹介

Jetson Xavier 開発者キットは予約注文がはじまっていて、NVIDIA開発者プログラムのメンバーであれば最初の1セットを特別価格(米国では1,299ドル)にて購入できる。価格は地域や販売店によって異なるが、米国の発表では2,499ドルとなっている(日本向けはこちら)。

ドキュメントやサンプルファイルは下記からダウンロードできる。
https://developer.nvidia.com/embedded/downloads


NVIDIAは9月13~14日に「GTC Japan 2018」の開催を予定していて、そこでも詳細な情報が入手できそうだ。


Jetson Xavierの仕様の概要

NVIDIAは「Jetson Xavier」の仕様や機能の特徴を下記のように解説している。

512コアの統合Volta TensorコアGPU、8コアのARM64ビットCPU、およびデュアルディープラーニングアクセラレータ(DLA)エンジンを搭載し、30テラOPS(TOPS)以上の混合精度でFP32/FP16/INT8 のコンピューティング性能を提供できる。

「Jetson Xavier」はデプロイ可能でエネルギー効率に優れたモジュール。PCワークステーションと同等のパフォーマンスを提供し、インテリジェントなプラットフォームに対してリソースインテンシブな自律動作機能をもたらす最適なソリューション。ユーザーがオペレーティングモードを 10W、15W、30W からコンフィギュレーション可能で、前世代Jetson TX2の10倍のエネルギー効率と20倍のパフォーマンスを実現する。

また、16GBの256ビット LPDDR4xメモリを搭載し、高解像度HDカメラや「LIDAR」などの高帯域センサーを低遅延で処理するAI技術を備えたビジョンおよびマルチメディアアプリケーションにも最適。

関連サイト
GTC Japan 2018

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ロボスタ編集部
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