NECは、7月から愛媛県で行っていた「PaPeRo i」の実証実験「高齢者見守り支援サービス」から、その実用性を受け、コミュニケーション・ロボット「PaPeRo i」(※)を核とするICTソリューションによる高齢者見守りサービス向けソリューションの実用化を加速させることを発表した。
愛媛県西条市で行われた実証実験は、以下の計5サービスが展開され、西条市内在住の高齢者単身世帯および高齢者のみの世帯と市外在住の家族合計10組を対象に、2018年7月~9月までの3か月間実施された。
5つのサービス
(1)朝・昼・夕の毎日3回、ロボットが高齢者の写真を撮影し家族に送る「見守り」
(2)家族と高齢者の間で音声メッセージや写真をやりとりできる「コミュニケーション」
(3)高齢者がロボットに話しかけて天気予報やニュースが聞ける「音声リクエスト」
(4)音声リクエストで利用可能な「うんどうビデオ」を利用し、認知機能の維持に貢献する「うんどう」
(5)ロボットから高齢者に話しかける「声がけ」
(1)朝・昼・夕の毎日3回、ロボットが高齢者の写真を撮影し家族に送る「見守り」
(2)家族と高齢者の間で音声メッセージや写真をやりとりできる「コミュニケーション」
(3)高齢者がロボットに話しかけて天気予報やニュースが聞ける「音声リクエスト」
(4)音声リクエストで利用可能な「うんどうビデオ」を利用し、認知機能の維持に貢献する「うんどう」
(5)ロボットから高齢者に話しかける「声がけ」
体験後、体験者アンケートと利用統計から、「高齢者はロボットに親しみを感じ操作も簡単に出来ている」こと、「見守りによる安心感だけでなく家族とのコミュニケーションが活性化することに楽しさを感じている」ことが確認できたという。また、家族はいつでもどこでもスマートフォンでロボットが撮影した高齢者の写真を確認できる見守りサービスが有用であること、その他のサービスに対しても良い評価をしていることが確認でき、サービス全体として高齢者の生活が活性化したという。
西条市は同結果を受け、引き続き、料金や運用の仕組みなどの検討を進め、NECは今後、本格的なソリューション拡大に向けて高齢者や家族の満足度をさらに高めるために、個々のサービスの改善や、運用側の負担を軽減するシステムの検討を進めるとともに、西条市でのサービスモデルを他自治体にも展開を行う。
※ 「PaPeRo i」はロボット型のユーザーインターフェースを融合させた高速ゲートウェイです。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。
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