米国のGoogleアシスタント、パーソナライズされた音声ニュース読み上げへ

2018年12月6日、Google自社ブログにて、Google Assistantが米国でパーソナライズされた音声ニュースを読み上げるようになったことを発表した。

既存のラジオとは異なり、自分の聞きたいタイミングで自分にあったニュースが流れるサービスだという。Googleはこの取り組みのために1年間、AP通信、Hollywood Reporter、Universo Online、the South China Morning Postなどと協力して、音声ニュースの未来を検討した結果、時間やユーザーの好みなどに基づいてパーソナライズドされたニュースリストが自動生成される仕組みが完成したという。


公開された動画によれば「Hey Google, play the news.」で音声ニュースが起動する。自動的に複数のニュースソースが読み上げられていく。ユーザーが気にかけている話題についてのトップニュース、より深い内容の記事に続いていく。

興味のない記事があった場合は、「Hey Google, next story.」で次の記事にスキップすることもできる。常に最新のカスタムされたニュースを聞くことができ、またそのニュースをハンズフリーの音声で制御できるのは非常に便利だろう。


すでに参加しているメディアも20メディア発表されており、さらにこの音声ニュースに対応したいメディア向けの「Google News Initiative」やコンテンツガイドラインなどの仕様や、申込みフォームなども公開された。

この音声ニュース読み上げは現在米国の一部のユーザーが利用可能な状態となっている。今後日本での展開も期待したい。



Source:Google Blog

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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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