Amazon、ユーザーからの開示要求に人為的ミスで別人のAlexa音声データを提供

ドイツのAmazon Alexaユーザーが、自分自身の音声データの開示要求をAmazonにしたところ、Amazonから送られてきた音声データ1,700件が他人の音声データであったことが判明したという。

現在GDPRなどプライバシー保護が注目されている欧州連合での出来事として特に注目されている。欧州連合ではデータを取得しているプラットフォーマーに対して自身のデータを開示要求できるためこのようなことが起きてしまったものだ。

Amazonによれば、これは人為的なミスの結果で、個別の問題であるという。今後このような事のないよう対策されるという。



僕はこう思った:

他人にAlexaに話しかけたやりとりをすべて聞かれたらなんとも恥ずかしいのは言うまでもありませんが、今後カメラ搭載のスマートディスプレイも増えていく中、音声にプラスして映像もデータとして蓄積されていきます。そう考えると、これまで以上に情報の管理はシビアに考える必要がありますね。



Source:heise.de / THE VERGE

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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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