ウェイクワードを会話中に変更可 日本発売の新型BMW車にインテリジェント・パーソナル・アシスタントが初搭載

2019年1月30日、BMW日本法人が新型BMW 3シリーズを国内導入することを発表した。注目ポイントは車載AIアシスタント「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント(BMW Intelligent Personal Assistant)」が国内向けモデルとして初搭載されることだ。

Photo: BMW

車載AIアシスタントとして、音声で車両の操作、情報へのアクセスが可能になる。また最近の車載システムのトレンドとして自然な会話に近い形で指示できるのは言うまでもない。

また特徴として、使用頻度に応じてドライバーの好みを学習すること、アシスタントの起動時の言葉、ウェイクワードを任意に名付けられることがあげられている。車載アシスタントはそのメーカー名で起動させるのが一般的だ。そこを敢えて変更可能として、さらに売りにしているのは意外である。


Photo: BMW

以下がアシスタントを解説するオフィシャル動画である。

英語でのやり取りに日本語字幕をつけたもので、まだ日本語でのやりとりではないがイメージは掴めるはずだ。特にウェイクワードをJoyに変更する作業まで音声でできており、とても自然な流れを実現しているように思う。退屈だと伝えると、スポーツモードを試すようにアドバイスしてくれるというのも気が利いている。このあたりはスポーツ性を売りにするBMWらしさがでている。

このBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント搭載の新型BWW 3シリーズは、1月30日よりプレオーダー受付、3月9日より販売開始となる。価格帯はエントリーグレードのBMW 320i SEで4,520,000円、スポーツモデルのBMW 330i M Sportで6,320,000円となっている。

メルセデス・ベンツAクラスから国内でも搭載が始まったMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)との機能の差も気になるところだ。引き続き注目していきたい。


Source:BMW Japan


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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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