緊急避難情報をAIドローンが多言語で空から伝える 神戸市がスペクティらと実証実験「兵庫国民保護共同訓練」

神戸市はAI自動読み上げ技術とドローンを活用し、上空から音声による災害時の多言語発信の実証実験を行うことを発表した。
Spectee(スペクティ)社が開発したAIアナウンサー「荒木ゆい」などで知られる音声AI技術と、クリエイターズ協会が運航する「スピーカー付きドローン」を活用、上空から日本語及び外国語(英語他)で避難情報や、不審物を発見した場合における周辺住民への呼びかけを行う点が新しい取り組みとなる。避難情報の伝わりやすさなどの検証が行なわれる。


外国人観光客への緊急情報の伝達にAIドローンを活用

「Urban Innovation KOBE(アーバンイノベーション神戸)」で災害時の多言語情報発信を共同で開発しているSpecteeと、同市の「災害時の無人航空機の運用にかかる協定」事業者の一つである一般財団法人ドローン撮影クリエイターズ協会らと協力し、2月17日に開催される兵庫国民保護共同訓練にて実施する。

「Urban Innovation KOBE(アーバンイノベーション神戸)」は、スタートアップと行政職員が協働する地域解決プロジェクト。2017年より開始され、2018年には7つのテーマを募集した。今回の実証実験は、テーマの中にある「AI×自動読み上げで災害情報を多言語で発信!」の取り組みによるもの。

昨年は、大阪北部地震や7月の集中豪雨など多くの災害が発生した。そんな中、神戸市ではツイッターを活用し、英語での災害情報や避難情報の発信を行ってきた。神戸市では、今後「ラグビーワールドカップ 2019」など全国的な大規模なイベントの開催を控えていることや、神戸を訪れる外国人観光客の増加も見込まれていることなどから、現在、災害時の多言語による情報発信を検討している。

兵庫県国民保護訓練は、化学剤散布・不審物設置(爆破テロ)・サイバーテロといったテロの同時発生を想定し、国・県・市や警察、消防、自衛隊、医療機関等の関係機関における初動対応の確認を行い、各機関の能力向上を図るとともに相互の連携強化を図る訓練。

実証実験の概要

日時
・2019年2月17日(日曜)14時00分~14時35分(予定)

場所
・ラグビーワールドカップ 2019 神戸会場(神戸市御崎公園球技場)

・神戸市営地下鉄海岸線御崎公園駅

・神戸市立浜山小学校

・兵庫運河(神戸市立浜山小学校 北側プロムナード)

・特別養護老人ホーム 花みさき


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山田 航也
山田 航也

横浜出身、1998年生まれの20歳。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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