パナソニック「NICOBO」ロボット同士の通信機能など2026年度に追加予定

パナソニック「NICOBO」ロボット同士の通信機能など2026年度に追加予定

パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社は、2023年5月より販売を開始した弱いロボット「NICOBO(ニコボ)」の累計販売が1万体を突破したと発表した。これを記念し、2026年3月4日(水)10時から3月31日(火)23時59分まで「みんなのニコボ割キャンペーン」を実施する。

キャンペーン期間中、NICOBO本体を特別価格で販売する。別途、月額費用が必要となる。カラーはストーングレー、スモークネイビー、シェルピンクの3色を展開している。

2026年度に向けた技術進化の計画

NICOBOは、利便性や効率を追求する従来のロボットとは異なり、人と共棲し「心の豊かさ」を提供価値とする弱いロボットとして開発された。同社は2026年度に向けて2つの技術的な進化を予定している。

1つ目は、大規模言語モデル(LLM)の活用である。既に顔や感情の認識などでAIを活用してきたが、今回新たにLLMをNICOBOらしくチューニングして活用する。高度な言語処理を正確なコミュニケーションや自然な会話のために使うのではなく、人の想像を掻き立てる余白ある言葉により、人の笑顔と人の優しさを引き出すためにLLMを活用する方針だ。

2つ目は、NICOBO同士のコミュニケーション機能のアップデートである。これまでカメラと顔認識技術により、NICOBOは他のNICOBOを同じロボットと認識していたが、今後は通信・ネットワーク技術を組み合わせ、NICOBO個体同士がコミュニケーションを交わし、より生き物らしく、より自然に反応し合えるよう進化する。複数のNICOBO同士のコミュニケーションを起点として、NICOBOに触れ合う人と人との関係を築くきっかけを提供していく。

法人向けビジネスの本格展開

これまでNICOBOは公式ウェブサイトによる個人向け販売を中心に展開してきたが、2025年10月より法人向けウェブサイトを開設し、医療・介護、オフィス・店舗、学校などの施設向けにビジネスの可能性を模索してきた。

NICOBOの提供する「心の豊かさ」という価値が、医療・介護現場においてはケアをする側とケアされる側との関係性を、オフィス・店舗においては従業員同士や顧客との関係性を、教育現場においては先生や生徒間などの関係性を改善し、さまざまな場面において人と人の緊張を和らげコミュニケーションを活性化するマスコット的な存在として貢献できることが分かってきた。今後は法人向けソリューションメニューなど販売体系を整え、2026年度より本格展開していく。

充実したサポート体制

個人向けには「NICOBO CLINIC」というサポートサービスを提供している。スマートフォンのNICOBOアプリやNICOBO公式ウェブサイトから、NICOBOカスタマーサポートに連絡することで利用可能だ。

有償サービスとして、NICOBO治療サービス、NICOBOドックサービス、NICOBOニット交換サービスを用意。また、NICOBOケアプランに加入すると、治療サービスの治療費用が半額になり、ドックサービスやニット交換サービスもお得に利用できる。

NICOBOの本体サイズは、突起部を含まず幅228mm×高さ176mm×奥行き236mm、突起部を含むと幅228mm×高さ200mm×奥行き260mm。体重は約1.5kg、駆動時間は約3.5時間から4.5時間となっている。

同社は今後も、弱いロボットが提供する「心の豊かさ」という価値を追求し、人とロボットが共棲する社会の実現に独自の役割で貢献していくとしている。

《ロボスタ編集部》

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