ファラデー・フューチャー(Faraday Future)は2026年3月8日(日)、テキサス州のNSフェデレーションへのマスターロボットの納品およびイージスロボットの事前納品を完了し、EAI(エンボディドAI、Embodied AI)ロボティクスの教育およびパフォーマンスシナリオを拡大したと発表した。
エンボディドAIの進化と実用化
同社の創業者兼共同CEO YT Jia氏は、新型ロボット「Futurist」と共同でレポートを発表し、エンボディドAIの現状について語った。
OpenClawロボティクスフレームワークが話題となる中、ロボティクスが独自の「ChatGPT的な瞬間」に近づいているとの見方が広がっている。
Jia氏は、OpenClawのようなAIエージェントが、ロボットにとっての世界記憶がどのようなものになるかを示していると説明。
空間的および時間的認識を伴う記憶という統合された記憶を持てば、人間と同じように物理世界をより深く理解できるようになり、単なるツールからアシスタントへと進化すると述べた。
さらに、エンボディドAIが単なるAIの延長ではなく、物理世界の根本的な再構築であると強調。その理由として、インタラクションのパラダイムが根本的な進化を遂げていること、世界記憶が現実世界への実装に近づいていること、業界が見掛け倒しの技術デモを脱却し、デモンストレーションから真の実用性へと飛躍を遂げていることの3点を挙げた。
教育とパフォーマンスでの活用を拡大
テキサス州において、同社はNSフェデレーションへのマスターの納品およびイージスの試験納品を完了し、実際の需要に裏付けられた2つのユースケース、すなわち教育とパフォーマンスという2つの既存の市場セグメントへと拡大した。
「ロボット&車両+教育」のユースケースでは、ロボットが実体を持つ研究トレーナーとして機能し、学校、研究室、研究機関の学生向けの二次開発、データ収集、実験の支援、実践的な教育をサポートする。
「ロボット&車両+パフォーマンス」では、ロボットがパフォーマンス、パーティー、競技会の目玉として機能する、オールインワンのステージパフォーマーになり得る。
ヒューマノイドロボットと生体模倣ロボットの両方を納品する米国初の企業として、同社はこれによって生じるフライホイール効果を活用することを目指している。