上空150mのドローンからアナウンスが聞こえる 圧電スピーカーを搭載したアナウンサードローンの威力

クオリティソフトは、政府、自治体、観光地域作り(DMO)、企業向けに、災害発生時の広域アナウンスや避難誘導等に有用な「アナウンサードローン」の受注開始を発表した。

音声データの最大通信距離は3,000m

従来の防災スピーカーでのアナウンスは、「聞き取りにくい」「ピンポイントでアナウンスできない」などの課題がある。「アナウンサードローン」は中高音域の音声出力に特化した圧電スピーカーを搭載し、スピーカーはプロペラによる風切り音に影響を受けないよう設計されているため、上空150mからでも機体を中心に半径150mの範囲でアナウンスの音声が聞き取れる。また、ドローンなら上空から音声を届けたい場所をピンポイントで移動してアナウンスできるため、発災時の避難誘導等に使用することができる。

圧電スピーカー

ドローンは、日本語の文章から自然な音声データを生成して、28ヵ国語に翻訳してアナウンスを行えるAIアナウンス機能を備えているため外国人や、訪日旅行の方に緊急時の誘導や遭難者の捜索等の対応を行うことができる。
下の動画で標準のスピーカーと圧電スピーカーとで、アナウンスする音声の違いが確認できる。
    

また、標準搭載の可視カメラの他に赤外線カメラ、光学30倍ズームカメラを選択することができ、遭難者の捜索や夜間の非常時、ドローンが直接近づけない場所にいる人とのコミュニケーションも可能になる。

アナウンサードローンは受注生産となり、全国の販売パートナーを通じて販売される。価格は、オープンでオプション選択により価格、納期等が変動する。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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