AIアシスタントのジェンダーバイアスを解消するために、ジェンダーレスの音声合成「Q」が発表された。
Meet Q – The First Genderless Voice
「Q」はCopenhagen Pride、Virtue、Equal AI、Koalition Interactive、thirtysoundsgoodがコラボレーションして開発された音声だ。

AIアシスタントの音声がジェンダーを持つ現状では、性差のステレオタイプを強化・永続させてしまう面があるという。これを解決すべく、音声からジェンダーをなくした音声として「Q」は作られたという。

「Q」を作るために様々な年齢・性別の人々の音声をテストしたという。結果、女性と男性の声の周波数の間の145Hzを中心としたジェンダーレスボイスが完成した。
実際に動画の後半でジェンダーレスボイスを確認することができる。また公式サイトのトップページでも聞くことができる。画面に表示されたイメージを上下に動かすことで周波数の変化がわかる。
Source:Meet Q. The First Genderless Voice.
僕はこう思った:
聞いてみた感じは、あまり中性的な感じはせず男性よりな気がしましたが、どうでしょう。
なお女性の声は低音が出しにくい小さいスピーカーの場合聞き取りやすい、性別問わず女性の声を好む傾向があるといった理由もあり、女性の声がデフォルトで採用されている傾向があると考えられます。AIアシスタントによっては、声の性別・声の種類を変更できるものもありますが、今後ジェンダーレスも選べるようになっていくのか注目です。








