1時間に1500個もの積荷をおろすロボット、米Honeywellが開発

Honeywell(ハネウェル)は、物流センターでトラックのトレーラーや輸送用コンテナからさまざまな荷物を降ろすロボットアンローダを発表した。

ロボットアンローダは、完全に自律的な操作でトラックのトレーラーや輸送用コンテナからさまざまな荷物を降ろしてくれるロボット。バキュームアームとコンベアスイープシステムの組み合わせを使用して、多様なケースサイズと重量を扱うことができる。職場をより安全にし、人員配置の問題を減らし、積み荷へのダメージを最小限に抑える手助けをしてくれるロボットだ。


コンテナに入り込むロボットアンローダ

ハネウェルの新しいロボットアンローダは、トレーラーやコンテナに入り込み、マシンビジョンを使ってさまざまなパッケージの形状やサイズ、そして荷降ろしのための最適な手法をとる。小さな吸盤を備えたロボットアームは、パッケージの形状に合わせて、静かにスタックから取り出し、アームの下のコンベヤは荷物をトレーラから出すために機能する。

吸盤を備えたロボットアームはパッケージの形状に合わせてスタックから取り出す

ロボットアンローダは、1時間あたり最大1,500個もの積み荷を取り出すことができる

物流センターの荷物の荷降ろしは労働集約的で、身体的に過酷で怪我が起きやすい仕事であり、作業中は極端な気温にさらされることが多いという。

同ロボットは、2019年4月8日〜11日の期間にシカゴで開催される「Automate 2019エキスポ」にてライブデモの展示が行なわれる。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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