NTTドコモ、4か国語での音声対応と画面タッチで操作できるAI案内サービス「おしゃべり案内板」を全国で提供開始！

株式会社NTTドコモは、訪日外国人や幅広い年齢層の利用者が多い商業施設や駅・空港、自治体施設などに向けて、自然な音声対話で利用者を案内するAI案内サービス「おしゃべり案内板」を7月8日（月）より全国で提供開始した。日本語、英語、中国語、韓国語の4か国語に対応し、対話だけでなくタッチ操作でも利用できるのが特徴だ。ドコモAIエージェントAPIが活用されている。


同サービスは、ディスプレイに映し出された3DCG / 実写キャラとの対話で行う案内サービスで、「話しかけてみたい」「話してみたい」と思える「人」と「AI」の心地よいインターフェイスを実現。案内する内容やキャラのカスタマイズができる。企業や自治体のキャラクターや設置場所のイメージに合わせたコンテンツに変更し、オリジナルのPR、空間を演出も考えられる。


なお、デジタルサイネージ市場の活性化を目的に、一般社団法人デジタルサイネージコンソーシアムが主催する「デジタルサイネージアワード2019」が6月12日に発表され、「おしゃべり案内板」は「IOT AI部門賞」を受賞している。


■【動画】TOPGUNプロジェクト「おしゃべり案内板」

ここ数年、訪日外国人の増加や顧客ニーズの多様化に伴い、商業施設や公共施設の利用者が増え、案内業務の人手不足が深刻化している。また、外国の言語対応も大きな課題で、日本語/外国語での対話やタッチ操作で簡単に利用できる同サービスは、これまで人手不足により案内できていなかった利用者に対して、施設の利用方法や周辺の飲食店などの情報を伝えることを可能にすると期待されている。

同サービスの実証実験成果と今後の展開

2018年12月より京王高尾山口駅、国営みちのく杜の湖畔公園、那覇バスターミナルなどで実証実験を行い、実際に同サービスを体験した利用者からは「受付が混んでいても、自分で知りたい情報を調べられた」との評価を受けている。

また、那覇バスターミナルでは、同サービス導入により、訪日外国人に十分な対応ができていなかった、コンシェルジュ不在時間帯や混雑時も、時間を問わず案内できるため、実証実験期間中には約4000人の訪日外国人が同サービスを利用した。

実証実験実施および導入企業・施設

京王電鉄（高尾山口駅）：
2018年12月21日（金）～2019年3月31日（日）
第一交通産業グループ 株式会社アクシス・ワン
2019年3月4日（月）～2019年8月31日（土）
国営みちのく杜の湖畔公園
2019年1月25日（金）～2019年8月31日（土）
ミシャラク伊勢丹新宿店
2019年3月20日（水）～2019年6月20日（木）

今後の展開

同社は、同サービスの提供を通じて、使用する言語を問わずに施設利用者が必要な情報を伝え、利用者の利便性向上と案内業務の効率化に貢献するとしており、今後は、施設の混雑状況や周辺の飲食店の空き状況などと連携させ、利用者が次の行動につなげやすい情報を配信することで、より快適に施設や飲食店などを利用できるサービスの提供をめざすと述べている。

自然な会話によるコミュニケーション

多言語対応により、訪日外国人への案内がスムーズにでき、案内スタッフの人件費削除にもつながる同サービスは、音声とタッチに対応したユニバーサルなデザインとなっており、3DCG／実写キャラクターの表情と会話内容の連動により、まるで人と話しているような自然なコミュニケーションを実現する。

特徴

●日本語、英語、中国語、韓国語に対応しているため、訪日外国人の方の案内可能。要望に応じて一部のサービスはその他の言語にも対応しており、「Lアラート」から配信される災害情報を表示する機能も追加オプションとして提供予定。

●音声による案内だけでなく、画面のタッチによる案内にも対応しているため、にぎやかな場所でも利用可能。

●3DCG／実写キャラクターによる人と話しているような案内により、人と話しているような自然なコミュニケーションを実現。

料金体系

＜ディスプレイ購入プラン＞

＜ディスプレイリースプラン＞

※追加オプション希望の場合は別途料金が発生する

サービス詳細

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