ドコモのオンデマンド「AI運行バス」運行開始  乗合型公共交通サービスとして鹿児島県 肝付町で

鹿児島県 肝属郡肝付町とNTTドコモ九州支社は、ドコモの「AI運行バス」システムを利用した新交通手段として「肝付町おでかけタクシー」の本格運行を本日から、開始することを発表した。運行するエリアは、肝付町内の高山エリアと内之浦エリア。(上記の画像は、2018年7月から9月に鹿児島県肝付町で行われた実証実験のもの)


利用者のタイミングで車両配車が可能

AI運行バスは、これまでの定時定路線型バス等と異なり、利用者が呼びたいタイミングで専用のスマートフォンアプリ、または電話による予約をすることで、車両配車を行うことが可能。 



少子高齢化や免許返納といった社会課題を背景に、肝付町民の交通手段の確保及び、移動利便性向上による町の活性化を担う新交通として、自宅や公共施設、商業施設等を指定乗降場所として実施する。


対象者は、肝付町の住民とその他利用登録者

本格運行では、事前に登録された自宅を含む、指定の乗降場所間での移動が可能。運行は本日の9月30日から開始し、各日9時30分~16時(最終予約受付)の間で実施される。対象者は、鹿児島県肝付町の住民(その他利用登録者)。


車両にはセダン車4台が使用。運行は銀河タクシー、立石タクシー、鶴丸タクシーが行う

自治体でのAI運行バスシステム本格運行は全国初の取り組みとなり、肝付町とドコモは、今後もICTを活用した様々な取り組みを通じて、住民の更なる利便性向上に取り組んでいく。また、AI運行バスは、今後の町の発展を担う新交通手段として期待される。

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ロボスタ編集部

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