本日発売の「Google Nest Hub Max」実機レビュー〜カメラ搭載によりFace Match機能が利用可能に!

本日11月22日、GoogleからGoogle Nest MiniとGoogle Nest Hub Maxが販売された。

これらは10月15日、ニューヨークで開催された「Made by Google 2019」で発表済みだった製品。

こちらの記事ではGoogle Nest Hub Maxの紹介を行う。

Google Nest Hub Maxとは

Google Nest Hub Maxは、Google Nest Hubの上位モデルとなるスマートディスプレイ。画面サイズが7インチから10インチHDへ強化されカメラが搭載されたことが特徴で、これによりビデオメッセージはもちろん、顔認識をして表示するコンテンツを人ごとに変えるFace Match機能が利用可能となった。

すでに欧米やオーストラリアでは発売されていたモデルで、今回日本での発売となった。価格は28,050円。


開封の儀

本体のパッケージではビデオメッセージが行えることをアピールしている。

本体パッケージの裏では「忙しい家族の、大きな味方」と紹介されている。


本体チェック

左がGoogle Nest Hub Max(画面サイズ10インチ)、右がGoogle Nest Hub(7インチ)。かなり画面サイズが大きくなった印象だ。

画面上部に6.5メガピクセル広角カメラが搭載された、オートフレーミング機能に対応し、Face Matchも可能となった。

本体裏にはカメラのOK/OFFスイッチが搭載。カメラ機能を使いたくないときはこれをOFFにする。


セットアップ

セットアップはスマートフォンのGoogle Homeアプリから行う。

セットアップ中にGoogle Nest Hub Maxのカメラ機能についての説明が表示される。

カメラセンサー機能は、Google Nest Hub Maxに顔やジェスチャーなどを認識させて表示するコンテンツをカスタムしたり、デバイスが表示できる。これは便利な機能だ。

Voice Match機能は、家族などの声を聞き分けて各々にカスタマイズされた形でGoogle Nest Hub Maxを使うことができるというもの。詳しくはこちらのページをご覧頂きたい。

Voice Match機能の同意画面。

Face Match機能は、顔画像登録を行うと利用できるというもの。カメラで顔認識させることで、その人にカスタマイズされたコンテンツが表示させるというもの。

Face Match機能の同意画面。

スマートフォンからこのような感じで顔画像登録を行う。

セットアップ中にGoogle Nest Hub Maxの本体画面でもカメラOFFの方法について説明が行われる。

セットアップが完了するとこのような画面表示に。

常時表示画面は写真を選ぶことも可能。

画面を左端からスワイプすると。

このようにGoogle Nest Hub Maxでできることが分かりやすい形で表示される。

画面の上からスワイプすると現在の状態を確認することができる。

画面の下からスワイプすると各種設定が可能に。


使ってみての感想

音楽については3インチのウーファーとステレオスピーカーを搭載しており、音圧のある音楽を楽しむことができた。日常で音楽を楽しむには十分な水準だろう。


カメラを通じた自宅の状況確認については、編集部の環境ではスマホ側のマイクボタンを押すと落ちてしまうことが起こったが、それでも非常に便利な機能と言える。

スマートホン側ではこのように確認をすることができる

Google Nest Hub Max側にはスマホで映像が表示されているメッセージが表示される


顔画像の登録を行い、デバイスの前で操作しているのが誰なのかを認識してコンテンツを出し分けるFace Matchは、ちょっとしたタイミングで確認することができるのが便利であった。

「パーソナル通知」という形で表示された


カメラを使った機能として動画や音楽再生中にデバイスへ手をかざすと一時停止を再生できるジェスチャー機能が搭載されたが、こちらは実際に操作するためにはコツが必要なようだ。筆者は何回かチャレンジしてみて一時停止させることができた。

ジェスチャー機能で動画などを一時停止させると、画面の右上に手のひらアイコンと共に一時停止と表示される


Google Nest Hub Maxではカメラが搭載されたことにより、カメラを活用した機能が搭載されたが、細かい部分でまだ改善が必要と思われる箇所は見られるが、総じて使い勝手の良い便利な機能であった。


また、日常的に音楽を楽しむことのできる水準のスピーカーが搭載されたこともあり、編集部としてはおすすめできる製品といえる。



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北構 武憲

本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。

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