明治安田生命保険がAIを活用した表情トレーニングアプリ「心sensor for Training」を営業職3万2千人向けに導入 CACが提供

緊張しがちな商談前や日々の業務でも印象の良い表情を身につけることで、営業職員が自信を持って業務を行えるように「AI」がサポートする。

独立系システム・インテグレータである、株式会社シーエーシー(CAC)は、AI を活用したトレーニングアプリ「心sensor for Training」を、明治安田生命保険相互会社の全国約32,000人の営業職員(アドバイザー)が持つ、業務用スマートフォン(MYフォン)に提供開始したことを2020年3月16日に発表した。

同アプリは2020年3月にテスト運用を開始し、順次全国展開。まずは「表情練習モード」から提供開始し、2020年5月に「表情採点モード」、2020年8月には表情に加えて話している内容の採点もできる「スピーチ採点モード」を搭載予定だ。明治安田生命は、今回のアプリ導入は顧客サービスの向上を目的として、アドバイザーの外出時の笑顔チェック、アドバイザーがひとりでも行えるセルフトレーニングに活用すると述べている。

<表情練習モード>
スマートフォン画面を見ながら、7種類の感情(喜び、怒り、恐怖、驚き、嫌悪、軽蔑、悲しみ)および、4種類(笑顔、真剣、好感度、お詫び)の表情練習などができる。
<表情採点モード>
アドバイザーがトレーニング教材を再生しながらスマートフォン画面に向かって話をすると、表情をリアルタイムにAIが分析。結果画面では、表情の採点と、練習中の動画やより良い表情作りのポイントを分析レポートで確認でき、アドバイザーの振り返りに役立てることが可能。
<スピーチ採点モード>
CAC独自開発のSpeech Rating Systemを使い、トレーニング教材を使った練習時に発話した内容を自動でテキスト化し、話す速度や頻出する単語等から、AIによる客観的な分析ときめ細やかな評価ができるよう、CACと明治安田生命が共同でアプリの開発を進めていく予定だ。

「心sensor for Training」での表情練習イメージ




「心sensor for Training」について

CACの「心sensor for Training」は、人の表情から感情を推定する技術である感情認識AIを応用し、「伝えたい感情」から「望ましい表情」、という展開を設定して表情トレーニングに役立つよう設計されたアプリだ。カメラを搭載したPCやタブレット端末上で利用でき、感情認識AIがカメラで応対練習中の顔の表情筋の動きを解析し、どのような印象を与える表情であったかを採点・評価する。

感情認識エンジンには、感情認識AI分野における世界のリーディングカンパニーである、米Affectiva, Inc.の感情認識AI「Affdex(アフデックス)」を使用。同エンジンは、ディープラーニング技術を取り入れており、これまでに世界87ヵ国以上から900万件以上の表情データを収集・蓄積している。この世界最大級のビッグデータによって精度の高い感情認識の実現を可能にした。


特徴
コンテンツ登録 ● トレーニングの教材となる動画を「コンテンツ」として登録できる。
● コンテンツはパート毎に時間や目標とする指標などを設定することが可能。
トレーニング ● トレーニング用コンテンツを再生しながら、顧客応対のトレーニングを行う。
● 採点の為の表情分析は、PCやタブレット端末に搭載されているカメラを通じて、リアルタイムで行われる。
結果確認 ● 感情認識AIをベースとしたCAC独自の指標(「笑顔で」、「真剣に」など)を用いて評価する。
● 評価は、シーンごとに適した表情指標を表出できているか、話すスピードや説明の時間の長さなど複数の評価軸で総合的に行う。
● トレーニング結果はグラフや数値で視覚的に利用者へフィードバックされ、併せて、改善ポイントなどのアドバイスを提示。
結果の比較 ● トレーニングの回数を重ねるとトレーニング結果が蓄積され、各回の内容を振り返るだけではなく、成長度や変化の推移を把握することが可能。
● コンテンツ内のパート毎の結果の詳細を確認することもできる。
サマリーレポート ● マネジメント層向けにトレーニング状況サマリーレポートを提供。
● 各端末でのトレーニング結果をサーバ側に集約することで、チームメンバーのトレーニング実施状況や評価結果の履歴を確認することができる。



【動画】【AIで表情トレーニング】心sensor for Training 説明動画

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ロボスタ編集部
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