みなとみらい駅で会話ロボット「Sota」が周辺エリアや駅施設の観光案内 路線ルートの乗換案内も 多言語対応

東日本電信電話株式会社(NTT東日本)神奈川事業部とNTTテクノクロス株式会社は、横浜高速鉄道株式会社の協力のもと、みなとみらい線の「みなとみらい駅」において、会話ロボット「Sota」を活用した実証実験を行うことを発表した。駅の施設や周辺の観光エリアを案内するほか、乗換案内も行う。多言語(日本語、英語、中国語)に対応する。


みなとみらい21中央地区の中心に位置する「みなとみらい駅」の改札口付近にコミュニケーションロボット「Sota」を設置し、みなとみらいエリアの観光案内をはじめ、みなとみらい駅から目的地までの路線ルートや、駅施設の案内等を行う。
みなとみらい地区には「横浜美術館」や「ランドマークタワー」、国際会議場と展示ホール「パシフィコ横浜」「クィーンズスクエア」など、文化施設や商業施設があり、外国人の観光客も多い。



「ロボコネクト」と「AMARYLLIS」

NTT東日本では、クラウド型のロボットプラットフォームサービス「ロボコネクト」を2016年9月から提供している。今回の実証実験はこのサービスを活用したもので、コミュニケーションロボットの業務活用範囲の拡大を試す。特に多言語(日本語、英語、中国語、韓国語)による音声発話・認識機能の向上を図り、訪日外国人対応(インバウンド)に課題を持つ企業のソリューション提供をめざす。

NTTテクノクロスは、NTT東日本が提供する「ロボコネクト」のパートナー企業として、コミュニケーションロボット「Sota」を活用し、多言語による各種案内サービスを簡単に構築できるアプリケーション「AMARYLLIS」(アマリリス)を開発し、2018年11月から提供している。省人化と自動化によるコスト削減、インバウンド等の外国語での案内業務等に活用できる。両社は過去にも東京都庁や東京メトロにおいて、会話ロボットと「AMARYLLIS」を活用した実証実験を行っている。
(関連記事「受付や観光、商品紹介やメニューを多言語でロボット「Sota」がご案内 最新の会話技術を搭載したNTTテクノクロスの「AMARYLLIS」(アマリリス)」)

上記2社が連携し、横浜高速鉄道のみなとみらい線「みなとみらい駅」において、来訪者に対して、多言語での観光・施設等の案内による満足度向上を図る。また、駅利用者へのスムーズかつ効率的な情報提供の実現に向けた実証実験を行うとしている。

「Sota」はヴイストン株式会社の登録商標。
「AMARYLLIS」は NTTテクノクロス株式会社の登録商標。


具体的な取り組み



1.観光案内

「Sota」が、3カ国語(日本語、英語、中国語)対応のチャットボットと連携して周辺の観光情報を案内。
観光案内は、「Sota」への話しかけやタブレットの操作により、目的地の観光情報、みなとみらい駅から観光スポットへの行き方を画面表示と音声で案内。また表示された観光案内情報のQRコードを利用者自身のスマートフォンで読み取ることにより観光案内情報を持ち帰ることが可能。



2.乗り換え案内

乗換案内機能を利用し、みなとみらい駅から目的地までの路線ルートを「Sota」が案内。乗換案内機能では、株式会社ヴァル研究所が開発した「駅すぱあと」を利用。


3.施設案内

みなとみらい駅構内の、トイレ、コインロッカー、駅事務室等の情報を表示し案内を行う。


4.その他

案内をしていない時間は、タブレット画面上で各種情報を配信します(本施策では「お得な一日乗車券」の案内を表示予定)。

設置場所: B3階(改札階)改札内自動改札機横に設置

みなとみらい駅での設置場所




検証事項

・会社員・観光客等、多様な人が集まる駅構内という環境下での「Sota」による観光・施設案内の実用性の確認
・「AMARYLLIS」による案内業務におけるスムーズな情報提供方法の検証
・「Sota」不具合時のリモートにおける復旧、理想的な保守体制の検証
・「AMARYLLIS」に実装した「乗換案内機能」の信頼性・有用性の検証

実施期間(予定)
2020年3月31日(火)~2020年5月中旬(予定)

対応言語
日本語、英語、中国語


各社の役割

NTT 東日本
「Sota」および「ロボコネクト」の提供
「AMARYLLIS」コンテンツ・対応シナリオの制作、動作検証、テクニカルサポート、利用状況分析
NTT テクノクロス
「AMARYLLIS」の環境設定、動作検証、テクニカルサポート
横浜高速鉄道
実証実験フィールド(みなとみらい駅)の提供
「AMARYLLIS®」と連携するコンテンツの提供


今後の展開

今回の実施期間における、利用者の問いかけ内容や利用履歴を分析し、また関係者との意見交換を通じて NTT 東日本が提供する「観光・施設案内ソリューション」の改善を図るとともに、駅スタッフの効率的な配置等の検討につなげる。


ABOUT THE AUTHOR / 

ロボスタ編集部

ロボスタ編集部では、ロボット業界の最新ニュースや最新レポートなどをお届けします。是非ご注目ください。

PR

連載・コラム