【動画】ZMPが自動運転対応の無人フォークリフト「CarriRo Fork」の動画を公開 最長5.6mの高さまで対応

株式会社ZMPは無人フォークリフト「CarriRo Fork」の「リーチタイプ」の紹介動画を同社ホームページで公開したことを発表した。2020年2月14日に受注を開始したモデル。

「CarriRo Fork」はZMPの自動運転技術を活用した無人で動く電動フォークリフト。「リーチタイプ」は床に置いてあるパレットの自動ピッキングが可能。大きな特徴は「マストの最大揚高5.6m」、「3.2mの通路幅で走行&作業が可能」「爪の幅が8段階調整できるため様々なタイプのパレットに対応」「有人でのマニュアル操作も可能」の4つ。

動画ではリーチタイプの機能や特徴など実機に搭載されているセンサーや実際に動いている映像をもとに説明している。

リーチタイプの本体寸法は全長2307mm×全幅1250mm×全高2415mm、可搬重量は1400kg。最高速度は無積載時4.2km/h, 積載時3.6km/h、車両重量は2800kg。


自動運転技術を活用した電動フォークリフト

「CarriRo Fork」はZMPがこれまで自動運転開発で培ってきた、自動運転技術を活用して開発された無人で動く電動フォークリフト。物流倉庫や工場内のフォークリフト作業を無人化することが可能。フォークの自動運転には「レーザー誘導型」の方式を採用し、壁や棚に取り付けられた「反射ポール」を検出し、自身の位置を把握。走行停止精度は±10㎜~20㎜を実現している。床面の工事は不要で、ルートの変更もソフトウェアで容易に行える。



さらに、外部機器と連携することにより、様々な運用の可能性が広がり、物流センターや倉庫、及び工場内のパレットの完全無人搬送を実現できる。


■例
1.AGV連携:物流支援ロボットCarriRo® AD+(自律移動モデル重量版)との連携により低コストで構内のパレット搬送作業を無人に実現できる

2.設備連携:PLC(Programmable Logic Controller)などの外部機器を制御する装置と連携し、エレベーターの乗り降りや、自動倉庫、リフター、コンベヤなどへの荷物の移載を自動で行う

3.システム連携:既存の倉庫内・工場内のシステムと連携させて、人手を介在することなくシームレスな無人運転を実現する


縦積みしたラックへのパレット荷揚げ・荷下ろし対応

「リーチタイプ」は床に置いてあるパレットの自動ピッキングが可能。自動運転技術で指定した場所やルートで荷物の搬送ができる。爪の幅は8段階調整できるため様々なタイプのパレットに対応し、2~3段と縦積みしたラックへの荷揚げ・荷下ろしも可能。通路幅は3.2mに対応し小回りの効いた旋回が行え、作業終了後は駐車エリアに戻り自動充電を行うこともできる。




「リーチタイプ」
・本体寸法: 全長2307mm×全幅1250mm×全高2415mm
・可搬重量: ~1400kg
・最高速度: 無積載時4.2km/h, 積載時3.6km/h
・移動精度/停止精度: ±20mm/±20mm
・車両重量: 2800kg
・安全機能: レーザー検知、赤外線センサー検知、バンパセンサー他

「CarriRo Fork」リーチタイプは5年リースでの提供で1台月額33.8万円(税別)。詳細は公式サイトで確認できる。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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