ユカイ工学が高齢者向けに「BOCCO」(ボッコ)を2ヶ月無償提供 東京ガス、セコム、こころみら8社が取り組みに賛同

ユカイ工学は、新型コロナウィルス感染症拡大を防ぐための外出自粛の影響で、家族や他者との会話や交流不足のサポートをするため、コミュニケーションロボット「BOCCO」(ボッコ)を2ヶ月無償でレンタル提供することを発表した。申し込みは専用フォームから行える。

同サービスは自宅もしくは高齢者施設に入居する高齢者に、コミュニケーションロボット「BOCCO」を通じて家族間のコミュニケーションはもちろん、事前に電話で高齢者個々の生活パターンや好みを尋ね、ユカイ工学のスタッフが日常会話をサポートする。また、毎日決まった時間に今日の天気やゴミの日等を知らせることで、生活リズムを整えるサポートも行う。なお、無償サービスは期間終了とともにサービスも終了となり、有償契約へ自動的に切り替わることはないので安心して利用できる。

ユカイ工学は「ロボティクスで、世界をユカイに。」を掲げ、数多くのロボットやIoTプロダクトを企画・開発するベンチャー企業。しっぽのついたクッション型セラピーロボット「Qoobo」(クーボ)やハウステンボスと共同開発した会話ロボット「TELLBO」(テルボ)なども商品化している。


申し込みから2ヶ月無償

コミュニケーションロボット「BOCCO」は家族間のコミュニケーションを助けるロボット。留守番中の子どもや離れて暮らす高齢の家族を見守ることができる。インターネット経由でスマートフォンと音声メッセージのやりとりができ、「BOCCO」側から送った声の文字化、スマホから送った文字メッセージの「BOCCO」による読み上げができる。さらに、宅内に設置されたセンサの情報とBOCCOが連動し、外出先からドアや鍵の開閉、部屋の温湿度や照度をスマホに通知することができる。これにより、家族の様子を外出中でも知ることができ、忙しい毎日の中でも家族との何気ないコミュニケーションを楽しめる。



無償サービスは高齢者の家族(個人)と高齢者と関わる企業や行政機関が対象。事業は老人ホームやデイサービス、訪問介護等が対象となる。

■対象者
1.ご高齢のお客様と関わる企業・行政機関、各種団体(地方公共団体、NPO団体等)
(事業例:高齢者ケアサービス、高齢者見守りサービス、高齢者医療、行政等)

2.高齢者の家族
(外出自粛のために帰省が叶わない、生活時間帯が異なるため頻繁に連絡し辛い、等)

現時点で取り組みに賛同している企業は以下の通り。

■協働内容(順不同・敬称略)
・株式会社ツクイ



デイサービスや老人ホームなどの介護サービスの利用者向けに、BOCCOを用いた会話サービスを共同で提供し、ストレス軽減を目指す。

・東京ガス株式会社



東京ガスを利用のお客へ、BOCCOを通じて暮らしに役立つ情報、家族とつながることで元気になる会話サービスを提供。

・セコム株式会社



高齢者のQOL(生活の質)の維持・向上を目的とする「コミュニケーションサービス」の実証実験。

・BCC株式会社



介護施設に入居している高齢者と家族をBOCCOがつないだり、レクリエーションをBOCCOが支援することで、スタッフの負荷軽減を目指す。

・日本テクトシステムズ株式会社



BOCCOと会話する事でAIが認知機能の変化をチェックする「ONSEI」を提供。

・株式会社Cueform



地方自治体やケーブルテレビ局と連携し、BOCCOを通じた地域情報や災害情報の提供を目指す。

・日本PCサービス株式会社



デジタル機器の設置・設定サービスの知見を活用し、高齢者宅でBOCCO設置をサポート。

・株式会社こころみ



劇作家である舘そらみの作成した会話シナリオをベースとした高齢者向け話題の提供と雑談ノウハウの共有。

無償サービスは専用フォームから申し込める。対象者確認のため、貸出時に、個人情報や勤務先情報等の提示が必要。なお、問合せが多数の場合、締め切りとなる可能性がある。

ABOUT THE AUTHOR / 

山田 航也
山田 航也

横浜出身、1998年生まれの20歳。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

PR

連載・コラム