フィリップス社製UV殺菌灯を搭載した⾃律⾛⾏型ロボット「UVDoctor Robo」をRoundyedgeが販売開始 自動運転で殺菌

病院や介護施設などの消毒・殺菌用途で、すでに幅広く使用されているUV灯。ヒトの代わりにロボットが施設内空間の殺菌・消毒の役割を担うことにより、今まで以上に広範囲、かつ、多くの環境での使⽤を期待できる。新型コロナ禍ではなおのこと。

Roundyedgeは中国のLogic Roboticsと連携し、紫外線殺菌消毒⾃律⾛⾏型ロボット「UVDoctor Robo」の国内販売を開始することを発表した。


「UVDoctor Robo」 イメージ

「UVDoctor Robo」はLogic Robotics社が開発する⾃律⾛⾏型ロボットの上に、PHILIPS社製のUV殺菌灯「TUV T8」を搭載。専⽤のソフトウェアを使⽤し、殺菌・消毒したい区域をマッピングすることで効果的かつ安全に運⽤することが可能。

「TUV T8」は253.7nmの紫外線(UVC)を発⽣させることができる。この波⻑の紫外線による殺菌・消毒は、今回の新型コロナウイルスにも効果があるとされ、⼀定の距離で光に当たっている場所の殺菌⼒は99%以上になるという。


マッピングは付属のコントローラーでも可能

UVDoctor Roboは、SLAMテクノロジーを採用。専⽤のソフトウェアで殺菌・消毒したい区域をマッピングすることで、任意のエリアや場所を効果的かつ安全に運⽤できる。マップは付属のコントローラーを使用し実際にロボットを走行させて作成することも可能。ルート上に人や障害物が入り込んできた場合は自動でルート変更を行い回避を行う。



一度設定をしたマップを編集することにより、走行ルートや停止場所、充電ポイントなど自由に変更、再設定することも可能。これらの運⽤設定は、Wi-Fiで接続できる端末であれば、PC・タブレットを問わずブラウザ経由にてアプリケーションを実⾏できる。



同社は新型コロナウイルスにおける第2波の感染拡⼤を⾒越し、UVDoctor Robotが室内消毒の際に必要な⼈員、コストの削減における中⻑期的な⽀援にも繋がると考えている。

今後、空港や駅等の公共施設、病院やホテル等のロビー、⼤型商業施設、介護施設、レストラン、カフェ、教育機関、図書館、企業の受付といった、利⽤者への業務の合理化・効率化および感染症対策等に求められる多様な場所への普及を⽬指す。

Roundyedge代表取締役 ⽵内隆喜氏は次のようにコメントしている

Roundyedge代表取締役 ⽵内隆喜氏
新型コロナウイルスの感染拡⼤に伴い、⼈々の考え⽅・働き⽅にも⼤きな変化がでてきています。このような時代だからこそ、感染拡⼤を少しでも抑えるための⼀助として、当社が提供するロボットにより、安全・快適な環境を提供していきたいと思っております。最先端のテクノロジーやロボット技術を活かし、様々な企業と協力することで、人を笑顔に、社会をより明るくしていきたいと考えています。
関連サイト
UVDoctor Robo Webサイト

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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