最適な処方を開発できる自動製剤調合ロボット ロートが導入 粘度やpH値の測定などの評価を全自動で実施

ロート製薬株式会社(以下ロート)は、2020年3月に国内化粧品業界で初めて自動製剤調合ロボットを導入したことを発表した。

自動製剤調合ロボットはスイスの開発機器メーカーCHEMSPEED TECHNOLOGIES社、エーエムアール社と共同開発したもの。化粧水や日焼け止めなどの化粧品製剤開発において必要となる、種類豊富な原料の秤量・調合、品質・使用感に関わる粘度やpH値の測定などの評価を全自動で行うことができる。これによって、種類無限な原料と配合量の組み合わせの中から最適な処方にいち早く辿りつくことが可能となり、ニーズの変化や使用感の好みに合わせたパーソナライズ化粧品の可能性が広がる。

これまでもロートでは化粧水や日焼け止めなどのスキンケア製品をユーザーのの嗜好に合わせて開発してきたが、今後、より多様化するパーソナライズのニーズにキャッチアップするため、多くの原料・処方を評価し、最適な処方を開発する事ができる自動製剤調合ロボットの開発、導入に至ったと言う。


スイスのCHEMSPEED TECHNOLOGIES社

CHEMSPEED TECHNOLOGIES社は様々なツールを組み合わせて自動で使い分け、薬剤などの研究開発における一連の工程をオートメーション化するシステムを販売している。原料の測定をしつつ調合を行うためのツールはモジュール化されており、工程に合わせて高い自由度で付け替えが可能。


材料に加熱、冷却などを行いながら撹拌することができる処方ベッセルモジュール。温度調整や撹拌などの作業中にPH、粘度のモニタリングや素材の追加することなども可能

エーエムアール社のようなインテグレーターが、最適なパーツと組み合わせてシステムを構築できるよう、サードパーティ製のパーツとも共存できるエコシステムとなっている。

関連サイト
CHEMSPEED FORMAX

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梅田 正人
梅田 正人

大手電機メーカーで生産技術系エンジニアとして勤務後、メディアアーティストのもとでアシスタントワークを続け、プロダクトデザイナーとして独立。その後、アビダルマ株式会社にてデザイナー、コミュニティマネージャー、コンサルタントとして勤務。 ソフトバンクロボティクスでのPepper事業立ち上げ時からコミュニティマネジメント業務のサポートに携わる。今後は活動の範囲をIoT分野にも広げていくにあたりロボットスタートの業務にも合流する。

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