オリィ研究所 の「分身ロボットカフェ DAWN」が、D&AD Awards 2020にてウッドペンシルを受賞

株式会社オリィ研究所(オリィ研究所)主催の「分身ロボットカフェ(Avatar Robot Cafe)DAWN」が、国際的に権威あるデザイン、広告コンペティション「D&AD Awards 2020」の、デザイン・トランスフォーメーション部門でウッドペンシルを受賞した。ウッドペンシルは同コンペの銅賞に相当。D&AD年鑑に掲載される。
なお、このカフェの社会実装の際のサポートはADKグループのプロモーション事業、クリエイティブ事業を担うを株式会社ADKクリエイティブ・ワンが行っている。




分身ロボットカフェ DAWNとは

オリィ研究所が主宰・運営するカフェ「分身ロボットカフェ DAWN」。
このカフェでは、ALSなどの難病や重度障害で外出困難な人々であっても、サービススタッフとして働くことができる。
そのカギはオリィ研究所が開発した遠隔操作可能な分身ロボット「OriHime-D」だ。
OriHime-Dはスマホやタブレットなどの機器から、重度障害を負ったユーザーでも簡単にロボットを遠隔操作ができるのが大きな特徴。
このロボットを使うことで外出困難者であっても自身の生活する場所から働くことが出来るというわけだ。


「分身ロボットカフェ DAWN」は2018年に初開催されて以降アップデートを重ねながら定期的に開催されており、今年1月にも東京でオープンして話題を集めた。
このカフェは「動けないが働きたい」という意欲ある外出困難者たちの雇用を生み出すと同時に、「人々の社会参加を妨げている課題をテクノロジーによって克服する」というオリィ研究所のミッションを実現する手がかりとなっている。
分身ロボットカフェは今後もさらなる社会実装に向けて開催される予定なので興味のある読者は今後もオリィ研究所の動きをチェックしてみてはいかがだろうか。

ABOUT THE AUTHOR / 

梅田 正人

大手電機メーカーで生産技術系エンジニアとして勤務後、メディアアーティストのもとでアシスタントワークを続け、プロダクトデザイナーとして独立。その後、アビダルマ株式会社にてデザイナー、コミュニティマネージャー、コンサルタントとして勤務。 ソフトバンクロボティクスでのPepper事業立ち上げ時からコミュニティマネジメント業務のサポートに携わる。今後は活動の範囲をIoT分野にも広げていくにあたりロボットスタートの業務にも合流する。

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