ZMPの宅配ロボット「デリロ」が出来立ての「お蕎麦を自動運転でデリバリー」 Takanawa Gateway Festで実証実験 8/12から

JR東日本スタートアップとZMPは、8月12日(水)から8月16日(日)の期間限定で無人デリバリーサービスの実証実験をTakanawa Gateway Fest内のフード&クラフトマーケット芝生広場にて行うことを発表した。

今回の実証実験ではフード&クラフトマーケット芝生広場で株式会社JR東日本フーズが出店する「高輪SOBA二八」と協力し、ZMPの開発した宅配ロボット「DeliRo」(デリロ)を活用し、注文から決済、デリバリーまでを完全キャッシュレス、かつ無人業務を一気通貫で実施する。DeliRoの活動時間は8月12日から16日の11時~14時と15時~18時。決済方法は交通系ICカードを予定(決済については一部有人で行う可能性がある)。



今後はこの実証実験を通じて、無人での注文からデリバリーまでの実現可能性を検証し、将来的には高輪ゲートウェイの街での実用化、デリバリーの人手不足解消に向けて検討していく。


宅配ロボット「DeliRo」

デリロはZMPが開発した物流のラストワンマイルの課題解決や日々の買い物支援など、新たなライフスタイルを創造する宅配ロボット。高度な自律移動技術により、周囲環境を認識しながら走行経路上の障害物を検出し、停止や回避など適切な移動制御を行える。また、親しみやすい独自のデザインにより、すれちがう人にも笑顔と声でコミュニケーションを行うことが可能。積載量は最大50kgまで対応し、配送物や飲料など、多様な利用シーンや配送ニーズに対応する。

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスにて実際に行われた宅配ロボットによるローソン商品の自動配送サービス実証



Takanawa Gateway Fest限定の「高輪SOBA二八」

「いろり庵きらく」「そばいち」を展開する株式会社JR東日本フーズが手掛けるイベント限定ショップ。「そば」を通して日本の多様な食文化の魅力を現代(いま)のかたちで表現し、世界中の人々へ届けることをコンセプトとしている。「日本の魅力」「地域性」「フードカルチャー」をキーワードに商品開発を行い、北海道産そば粉を使用した新感覚な味を楽しめる。メニューは時代のトレンドをテーマに昨今のブームである辣油を取り入れた創作蕎麦「辣油肉SOBA」を用意。さらに北海道の郷土料理を取り入れた創作蕎麦「スープカレーSOBA」も提供。





JR東日本スタートアッププログラムとは

ベンチャー企業や様々なアイディアを有する方々から、駅や鉄道、グループ事業の経営資源や情報資産を活用したビジネス・サービスの提案を募り、ブラッシュアップを経て実現していくプログラム。2017年度に初めて開催し、これまでに計63件の提案を採択。鉄道事業やIT事業など幅広い分野の実証実験を行い、一部の取組みは実用化している。内閣府主催の2018年度 第1回日本オープンイノベーション大賞で経済産業大臣賞を受賞している。


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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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