生活者目線で新たな価値を生み出すグローバル・オープンイノベーション『SmartCityX』に博報堂が参画 11/30までアイデアを募集

株式会社博報堂の新規事業開発組織「ミライの事業室」は、スクラムベンチャーズ(本社、米国サンフランシスコ市)が主催するグローバル・オープンイノベーション・プログラム『SmartCityX』に参画することを発表した。(上の画像はSmartCityXの「未来のまち」イメージ図)

【スクラムベンチャーズについて】
スクラムベンチャーズは、数多くのイノベーションが起こり続けるシリコンバレーと東京を拠点とし、新しい技術やサービスで世界を変えるアーリーステージのスタートアップに投資を実行している。大企業のオープンイノベーションを支援するスタジオ事業では、各業界を代表する大企業パートナーと共に、アクセラレータープログラム、共同事業創造などを行っている。また大企業とスタートアップをつなぐオンラインプラットフォーム「Scrum Connect Online」も提供している。


「未来のまち」を共創していく『SmartCityX』

『SmartCityX』はスマートシティを「Society 5.0」の実践の場と捉え、各業界をリードするパートナー企業と世界中の最先端のスタートアップとともに、「未来のまち」を共創するグローバル・オープンイノベーション・プログラム。特定のエリアにおける街づくりではなく、多様な地域課題に応じて適用可能な生活者目線で価値の高い先進サービス及びアプリケーションの共創に軸足を置き、また、それらがデータ基盤によって相互連携されることで、生活者にとって利便性の高いスマートシティモデルの開発に取り組む。地域課題に取り組む先進自治体や専門的な知見やネットワークを有するメンターの参画も得て、地域の課題を具体的に理解し、実証実験やPoCにとどまらない将来の事業化と具体的なサービス・アプリケーションの社会実装を目指していく。


博報堂の他、パートナー企業としてあいおいニッセイ同和損害保険、出光興産、トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント、日本ユニシス、東日本旅客鉄道が参画する

博報堂はパートナー企業として『SmartCityX』のプログラム設計のプロデュースを担うとともに、参画するパートナー各社・スタートアップとの協業による事業開発を推進していく。博報堂ミライの事業室は“生活者が主役のスマートシティ”の実現を目指して、『Smart Citizen Vision』プロジェクトを推進し、多様なパートナーとともに共同研究や事業開発、実証実験プロジェクトなどの活動を行っていく。

博報堂は次のように考えを示している。
「新型コロナウイルスの影響で社会の価値観が大きく変わりつつある今、これからのまちづくりには、どんな未来を暮らしたいかという生活者中心のビジョンが今までより一層、強く求められていくと考えます。今回、コロナによる社会変容を前向きな未来への変革の機会と捉え、生活者目線で新たな価値を生み出すイノベーションプラットフォームとして発足する『SmartCityX』のビジョンに賛同し、世界中のパートナーとともに“生活者主役のスマートシティ”を実現していくために、本プログラムに参画することといたしました。」


「未来のまち」を形づくるアイデアを11月30日まで募集

『SmartCityX』では「未来のまち」を形づくる、世界中の選りすぐりのアイデアから社会実装を目指しており、2020年11月30日までアイデア、プロトタイプ、実証、商用化済みなど、あらゆるステージの企業からの応募を受け付けている。

プログラムで募集するスタートアップの主要領域は次の6つ。



1.コンシューマープロダクト&サービス
2.モビリティ
3.スマートビルディング
4.エネルギー&資源&サステナビリティ
5.インフラストラクチャ
6.ソーシャルイノベーション

<スケジュール(予定)>
・開催期間:2020年8月から2021年5月迄を予定
・スタートアップ募集期間:2020/8/26〜2020/11/30
・スタートアップ選考期間:2020/12月〜2021/1月
・メンタリング・事業開発期間:2021/2月〜2021/5月
・デモデイ(成果発表イベント):2021/5月または6月

ABOUT THE AUTHOR / 

山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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