LINE株式会社は、レストラン・飲食店向け予約管理システムを展開する株式会社エビソルと共同で、2020年10月1日より、「AIスタッフ さゆり」がヒトと会話しているような自然な音声で飲食店の電話予約管理を自動化するAI電話予約応対サービス「AIレセプション」サービスを開始した。
同サービスは、「AIによる飲食店での予約電話応対」を目指し、2019年11月に行った実証実験をもとに、商品化に向けて実験結果を分析。飲食店の業務ニーズや回線環境に合わせて改良を重ねてきた。両社は、同サービスが、多くの店舗で利用され、チューニングを重ねることで更なる精度向上を目指すとしている。
近年、飲食店予約においては、ブラウザやアプリを通じたネット予約が普及している。しかし、当日や来店直前はネット予約ができないという認識のユーザーが多いことから、ネット予約が可能な店舗でも未だ電話経由の予約が多い。加えて、コロナウィルスの影響で、来店直前の電話が増えており店舗スタッフの業務が更に増えているという。
「AIレセプション」とは
「AIレセプション」は、飲食店にかかってくる予約電話に「LINE AiCall」(AIスタッフ「さゆり」)が応対、そこで聞き取った内容と飲食店向け予約管理システム「ebica」の空席データをリアルタイムで参照し、さらに予約登録までを自動化するサービス。現在、俺の株式会社と株式会社物語コーポレーションの運営する店舗などにて順次実用開始。今後も導入企業や店舗は拡大予定だ。
「ebica予約台帳」は、飲食店向けに開発されたクラウド型の予約/顧客台帳システムだ。各飲食店の予約管理ニーズに応じた設定ができ、グルメサイト経由予約の一元管理機能やオウンドメディア向け予約フォームの提供等、Web予約を主軸とした様々な集客ソリューションを提供している。特に最近では中国最大級の生活情報メディア「大衆点評」等との連携により、訪日中国人をはじめとしたインバウンド集客にも好評を得ている。
LINE CLOVA(LINEが開発したAIアシスタント)のAI技術「CLOVA Speech」(音声認識)と「CLOVA Voice」(音声合成)、および会話制御の仕組みを組み合わせることで、ユーザーの要望に対してAIによる自然な対話応答を実現し、目的を達成するソリューションだ。
AIスタッフ「さゆり」が24時間365日対応
AIスタッフ「さゆり」は、LINEのAIソリューション「LINE AiCall」が提供する人と会話しているようななめらかで自然な音声と、丁寧な応対シナリオにより、店舗の状況に関係なく丁寧な電話応対を実現。24時間365日対応することで、スタッフ不在時やピークタイムなどに発生しがちな電話の取り逃しによる機会損失を減らすことができる。また、これまで難しいとされていた来店当日や直前の予約電話の応対も可能。ユーザーの希望時間が満席の際には、前後の予約可能時間や、近隣系列店の空席を案内するほか、万一AIが聞き取れなかった場合には店舗電話に接続。その際、スタッフは「ebica」の画面で直前の会話ログが見られる状態のため、ユーザー側も同じ会話を繰り返す必要がない。
■【動画】ebica AI レセプション
https://youtu.be/x0EPxTcCqVA
飲食店応援キャンペーン開催中
ebicaが提供する「グルメサイトコントローラー」との同時利用で、AIレセプション通常価格 ¥15,000(電話対応100件まで。101件目以降¥150/件)を、初月と翌月の2ヶ月無料、その後も特別価格¥10,000(電話対応100件まで。101件目以降¥100/件)で利用できるキャンペーンを2020年12月25日まで開催している。
ebica(エビカ):https://www.ebica.jp/ebica-service/
LINE AiCall:https://www.linebrain.ai/aicall/