株式会社シグナルトークはコロナ禍の中、自宅で健康的な食品を買いたい人向けに、食品のバーコードや原材料名からそれぞれの食品の健康への影響をAIが数値化してリスト化し、指標を基に食品を購入する新しい価値を提供する世界初の新サービス「FoodScore」(フードスコア)を2月4日から開始することを発表した。利用は無料。
原材料名をアプリで撮影するとA~Eの5段階で判定
商品のバーコードや原材料名をアプリで撮影して投稿すると、AIが原材料名の添加物の悪影響から健康度を判定し、即時に投稿者は判定内容を確認できる。A~Eの5段階の判定をし、A~Cが概ね食べても良い食品。良くない食材や添加物は赤文字で表示される。投稿した商品は商品リストに追加され、他の利用者も健康度を確認できるようになる。
商品はAmazon、Yahoo!ショッピング、楽天での購入や検索のリンクがあるため簡単に購入可能。商品の検索はもちろん購入したいサイトでの絞り込みもでき、気になった商品は原材料名などを見ながらブックマークもできるため、無添加商品などを短時間で探すことができる。
AIの健康度判定の基になっているデータは、6年以上のヘルスケア事業で培った約7,000人の食生活や、疾患のデータ、添加物の摂取と症状の関連のデータ、そして、米FDAやWHO、EUが発表している添加物の人体への影響のデータ、日本の消費者庁や厚生労働省の添加物データ、さらに添加物専門家の書籍情報など。
これらを基にAIによるディープラーニングを行い、食品の原材料名に含まれる添加物と症状の関連リスクを計算し、好影響を加点方式で、悪影響を減点方式で評価したものが「健康度」となっている。
なお、FoodScoreは2020年6月11日に東京都福祉保健局健康安全部薬務課に確認を行い、薬機法の規制対象外と確認済。また、2020年6月10日に薬機法上の規制の対象外であることを、GVA法律事務所により確認済。(同サービスは食品の効果効能を謳うわけではなく、添加物の悪影響について減点方式でリスト化している事が主な理由。)
添加物研究者 小薮浩二郎先生
九州大学大学院農芸化学専攻(栄養化学講座)修了後、製薬会社の研究部門ほか、添加物開発の最前線で活躍。添加物の研究歴40年以上の第一人者。現在は、食品会社の顧問、食品販売会社特別顧問などに携わる。
【著書】「食品添加物用語の基礎知識・第二版」「コンビニ&スーパーの食品添加物は死も招く」「長生きしたければ、原材料表示を確認しなさい!」「<小説>白い濁流」ほか
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。