パナソニックがロボティックモビリティ「PiiMo」(ピーモ)を活用した「ライド周遊」ツアーをガンバ大阪と実証実験

パナソニック株式会社、パナソニック プロダクションエンジニアリング株式会社(以下、2社あわせてパナソニックと表記)は、株式会社ガンバ大阪と共同で、2021年3月12日~3月14日にロボティックモビリティ「PiiMo」(ピーモ)を活用したスタジアム「ライド周遊」ツアーの実証実験をパナソニックスタジアム吹田で実施することを発表した。
今回の実証では老若男女、世代を問わず、誰もがアトラクションのような感覚で楽しめる乗り物として活用することで、スタジアムのさらなる魅力を訴求するとともに利用者へ新たな体験価値を提供する。


スタジアムツアーにPiiMo5台を用いて有用性を検証

実証ではガンバ大阪がパナソニックスタジアム吹田の魅力を伝えるために実施しているスタジアムツアーにPiiMo5台を用いて有用性を検証する。PiiMoは車両に搭載されたセンサーで周囲の情報を感知しながら障害物との衝突を回避する自動停止機能と、前方車両の軌跡を正確に追従する追従機能を有している。ガイドが先頭のPiiMoを操縦するだけで、残り4台のPiiMoが一定の車両間隔を保ちながら追従することができる。もし、車両間を人が通った場合は、自動停止機能が働き追従走行を一時停止し、人が通り過ぎた後に走行を再開する。これらの機能を有するPiiMoに乗ることで、安心安全にグループやファミリーでスタジアムの周遊を楽しむことができる。

パナソニックは今回の実証を通じて施設イベント向けのレンタルパッケージサービスとして商品化を進め、スタジアムのみならず、水族館や博物館、遊戯施設、見学可能な工場など、さまざまな施設へのサービス導入を進めていく。そして今後も、ソーシャルディスタンスといった新しい生活様式におけるさまざまなイベントやシーンでPiiMoを活用し、誰もが楽しめる新たな体験価値を提供していく。


ロボティックモビリティ「PiiMo」について

PiiMo(ピーモ)は障害物を検知すると減速または停止する「自動停止機能」、先行機体に追従動作する「自動追従機能」を有したロボティックモビリティ。先頭の一台を搭乗者もしくはスタッフが操作し、後続のモビリティが自動追従することで、安全に効率よくグループの移動をサポートする。駅や空港、病院などにおいて、長距離の移動における不安解消や施設スタッフの負担軽減を目的としたソリューションとして開発を重ね、2020年10月に販売を開始した。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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