食品トレー・食品資材を取り扱うエフピコ物流がGerman Bionicの「Cray X」を導入 配送センター5拠点で活用

GBS株式会社は広島県福山市に本社を置くエフピコ物流株式会社に世界初のコネクテッド・パワースーツ「Cray X」が導⼊されたことを発表した。多拠点・他工程でのさらなる活用を目指し、初期導入の九州配送センター(佐賀県神埼郡)を始め、同社の配送センター5拠点での活用を予定している。


エフピコ物流がCray Xを配送センターへ導入

生鮮食料品や惣菜、弁当などに使われている食品トレー容器のナンバーワンメーカー株式会社エフピコの物流会社エフピコ物流株式会社は、全国に配置された配送センターで35,000アイテム以上の商品の保管・在庫管理、出荷、配送を行っている。若年層労働人口の減少などロジスティクス事業を取り巻く環境の変化に対応すべく、自動ソーターシステムの導入を始め物流改善の取り組みをこれまでも進めている。


エフピコ物流でのパッケージの取り扱い

1枚は非常に軽量な食品トレーも、配送センターでの取り扱い時には密度を高めて梱包され、20㎏近くになることもある。また、商品の出荷に向けた作業ではベルトコンベアへの商品投入など、トラックへの搬入時のピークタイムの負荷低減が課題とされていた。こうしたセンター内での食品トレーの配送取り扱時の負担低減、生産性の向上にむけて、2021年7月よりGerman Bionicと複数拠点にわたるCray Xパワースーツの評価が実施された。各配送センターでは複数の作業シーンでシフトをまたいでの評価を実施、更なる活用を目指し九州配送センターへの初期導入となった。

九州配送センター外観

German Bionic Cray X

パワースーツ活用の評価時には、German Bionic IOコネクテッド・プラットフォームを活用、郊外の高速道路のインター近くの現場での作業内容が、遠隔地からでもブラウザを介して1時間当たりのサポート総量などをデータとして確認している。これにより、現状の作業の負担を確認するばかりではなく、パワースーツ活用の最適な作業シーンを特定でき、将来的には人員配置の最適化につなげることができるものとなる。


エフピコ物流株式会社代表取締役社長の小泉 哲 氏は次のように述べている。

「極めて近い将来、単なる人数だけでなく、人的資源の減少によって労働が選別される社会になると想定しております。その社会の変化に対応するためにも「ロボット」「システム」「機械」と「人力」が一体となる機能のモデルが必要になると考えています。機械やロボットに任せられることは任せ、人にしかできない事は人がやる。そう考え効率を追求することで、物流の安定供給を実現目指します。」


German Bionicについて

「Cray X」スマート・パワースーツは装着者の動作をサポート/強化することで、職場での事故や筋肉の圧迫による疾病を予防する。ドイツ・アウグスブルクに本社を置き、ベルリンと東京に拠点を置くGerman Bionicは、欧州で初めてのこうしたイノベーティブな装着ロボットの量産メーカーで、ロボティック・パワースーツをロボティック・アズ・ア・サービス(RaaS)を提供する企業。GBS株式会社はGerman Bionicの日本法人。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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