【速報】Amazonとヤマダ 日本初「Amazon Fire TV搭載」スマートテレビを発表 Alexa連携 割引価格で本日より予約開始

Amazonと株式会社ヤマダホールディングス(ヤマダHD)は日本国内初、Fire TV搭載スマートテレビの予約販売を開始したことを2022年2月17日(木)に発表した。店舗では3月5日(土)からヤマダデンキやベスト電器などヤマダグループ店舗とウェブにおいて「FUNAI」ブランドで独占販売する。予約受付は「先行特典の価格」にて本日より開始した。初年度で25万台の販売を目標にする。
両社は2月17日に報道関係者向け発表会を開催した。


この製品は、人気があるAmazonのストリーミングメディアプレーヤー「Fire TV」を搭載した製品で、地上波・BS・CS・4Kの視聴に加えて、「Amazon Primeビデオ」や「Netflix」「YouTube」などストリーミング動画の視聴もできる。更に、ホーム画面からユーザーの好みに応じたコンテンツを手軽に選び、視聴することができるスマートテレビとなっている。テレビ放送とストリーミングなどのネット動画がシームレスに楽しめるGUI設計となる。また、Alexaを通じてスマート家電をコントロールする機能も有する。


「FUNAI」ブランドで、サイズは32~55インチがラインアップされる(Amazonのページ「フナイ 55V型 4K液晶テレビ Fire TV 搭載 Alexa 対応 4K ダブルチューナー 内蔵 外付けHDD対応(裏番組録画可能) FL-55UF340」)


予約受付は本日から、特別価格で販売

全国に約1,000店舗あるヤマダデンキの販売ネットワークを活かし、同店舗で展示販売を行い、オンラインではヤマダウェブコムやAmazon.co.jpなどで販売する。

予約受付は本日から。Amazonのヤマダデンキページでは「先行予約特典の価格」で販売される

サイズ 予約特典価格(税込価格)
43 インチ 4K 液晶テレビ ¥76,780
50 インチ 4K 液晶テレビ ¥87,780
55 インチ 4K 液晶テレビ ¥109,780

サイズ 型番 通常価格(税込価格)
32 インチ HD 液晶テレビ FL-32UF340 ¥49,800 (¥54,780)
43 インチ 4K 液晶テレビ FL-43UF340 ¥99,800 (¥109,780)
50 インチ 4K 液晶テレビ FL-50UF340 ¥109,800 (¥120,780)
55 インチ 4K 液晶テレビ FL-55UF340 ¥129,800 (¥142,780)

出荷開始時期について
43インチ、50インチ、55インチの4K液晶テレビは本日2月17日からAmazon.co.jpのヤマダデンキで先行予約特別価格での受付を開始し、3月5日(土)よりヤマダデンキグループ店頭並びにヤマダウェブコムで販売・出荷開始を予定。32インチHD液晶テレビについては、4月末より店頭販売・出荷開始を予定。


Fire TV搭載スマートテレビの特徴

Fire TV搭載スマートテレビは地上波、BS/CS、4Kの各種放送、リアルタイム配信の番組、ニュース、スポーツ中継に加えて、Fire TVの機能を通じてPrime Video、YouTube、Netflix、Hulu、TVer、ディズニープラス、ABEMA、DAZNなど、豊富なストリーミングサービスによる45万以上の映画作品やテレビ番組のエピソードが楽しめる。また別途、外付けハードディスクを用いれば地上波、BS/CS放送、そして4K放送番組を録画して、視聴することもできる。

Fire TV搭載スマートテレビの特徴

Fire TVのコンセプトそのままに、ホーム画面には各テレビ局やストリーミングチャンネルが切り替えなくシームレスに表示される点が大きな特徴。選局も気軽に行える。


Alexaはウエイクワード(呼びかけ)で起動するのではなくリモコンのボタンで起動する。説明会のデモでは、Alexaのボタンを押して「NHKに変えて」「映画シンデレラを見せて」と音声で指示を行った。

リモコンは上部に「Alexa」ボタンを装備する。このボタンを押して音声でチャンネルを変えたり、ストリーミングブランドやタイトルを指定することができる


Amazonとヤマダ 共通の思い

ヤマダホールディングスの山田昇会長は「ヤマダはご存じの通り、この業界ではNo.1。暮らし丸ごとの経営戦略が整ってきた中で、このTV製品が発売されるのはとても嬉しい、幸せ」と語った。


それを受けて、アマゾンジャパンのジャスパー・チャン社長(写真右)は「家の中でテレビの存在は大きい。お客様中心に考えて、コンテンツ重視でこれまで提案してきた。この製品はFire TVを搭載し、地上波やBS、CS、録画したもの、ストリーミングなど、どんなコンテンツでも手軽に楽しむことができる。ヤマダダンキの販路でお客様に新しい体験を提供できることはうれしい」と語った。

山田昇会長 コメント(プレスリリースより)

この度、ヤマダホールディングスより日本初のAmazon Fire TV搭載スマートテレビを発売できることをとても嬉しく思っています。私たちの目標は、様々なコンテンツを備えた高品質のテレビを魅力ある価格で提供し、お客様の生活をより豊かにすることです。ストリーミングメディアプレーヤーの分野で世界的に実績があるAmazonと手を組むことで、これが実現できると考えました。「たのしい。くらしをシアワセにするぜんぶ」をコンセプトとした家電・家具インテリア販売店「ライフセレクト」店を始めヤマダグループ各店舗で、「スマートテレビ」を快適にお楽しみ頂ける提案展示ができることを楽しみにしています。Amazonとの協力により生まれた今回のFire TV搭載スマートテレビが、お客様に素晴らしいユーザー体験をご提供できることと確信しております

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神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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