博報堂 NFTマーケットプレイス「animap」をリリース アニメ制作会社「タツノコプロ」など様々なNFTを順次販売

株式会社博報堂DYミュージック&ピクチャーズは2022年6月17日(金)よりパブリックチェーンを活用したNFTマーケットプレイス「animap」のサービスを開始することを発表した。


ジャパンコンテンツのNFT事業進出を支援

「animap」は同社の主事業であるアニメを中心にNFT事業に取り組みたい企業のパートナーとしてNFT事業推進を支援し、様々なジャパンコンテンツNFTを取り扱う。同サービスのローンチに際して、2022年に創立60年を迎えるアニメーション制作会社「タツノコプロ」のNFTを「animap」にて数量限定で販売する。タツノコプロが生み出してきたキャラクターたちが集結した 60 周年記念ビジュアルをはじめ、代表作である「マッハ GoGoGo」の55周年記念ロゴや描き下ろしイラストを使用したアイテムを取り扱う。今後、アニメ、映画、マンガ、ゲーム、音楽、アートなど、様々なジャパンコンテンツNFTが登場する予定。


「animap」はジャパンコンテンツのNFT事業進出を支援し、NFT×体験で広がる新たなエンタテインメントの在り方を模索・提供することをミッションに掲げる。そして、今後様々なホルダーや企業、クリエイターやメディアとコラボレーションし、デジタルコンテンツの開発、統合プロデュースを行い、ジャパンコンテンツNFTを国内外のファンに届けていく。

NFTとは
Non-Fungible Tokenの略称で、主に「偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータ」のこと。暗号資産(仮想通貨)と同じく、ブロックチェーン上で発行および取引されるもの。従来のデジタルデータは簡単に複製できて本物かどうか判別できない状態で無数に出回る可能性があったが、NFT技術を用いることでデジタルデータであっても”唯一無二の商品”として扱えるようになり、デジタル作品も本や写真、フィギュアなどのアナログ作品と同じように「自分だけの保有物」にすることができる。

ブロックチェーンとは
「ブロックチェーン」は取引の過程を暗号化し1本の鎖のように繋げて記録する技術のこと。この技術によってモノがどこから出てきて、どういう流れを辿って入手されたのか”見える化”される。取引の過程を記録する中で、デジタル上のモノに固有のシリアルナンバーや証明書などを付与することも可能。



「animap」の機能

イーサリアム(Ethereum)を採用した基盤を構築
パブリックチェーンであるイーサリアム(Ethereum)を採用し、NFTマーケットプレイスを構築した。今後は採用チェーンを増やしていくことを想定している。

クレジットカードでも決済可能、様々な支払いに対応
イーサリアム(Ethereum)での暗号通貨決済と合わせて、クレジットカードでの決済にも対応している。
※オークションでのNFT購入時は、イーサリアム(Ethereum)のみでの決済対応。

外部NFTマーケットプレイスとの連携を可能に
NFTマーケットプレイスであるオープンシー(Opensea)やラリブル(Rarible)と「animap」の連携を可能とし、二次売買を行うことができる。


今後追加予定の機能について

イーサリアム(Ethereum)に加えて、ポリゴン(Polygon(MATIC))チェーンの追加
今後、イーサリアム(Ethereum)に加えて、イーサリアム(Ethereum)のセカンドレイヤー・ネットワークソリューションであるポリゴン(Polygon(MATIC))チェーンを採用し、NFTマーケットプレイスを構築する予定。今後も採用チェーンを増やし、幅広い販売/購入オプションを提供していく。
※ポリゴン(Polygon(MATIC))の実装は2022年秋を想定。

animapでユーザー同士のNFT売買が可能に
「animap」は2022年秋頃、ユーザー同士でNFTを売買することができる場として、セカンダリーマーケットのローンチを予定している。

エアドロップ/NFT配布機能の実装により、NFTをより多くのユーザーへ
2022年秋頃にエアドロップ/配布機能の実装を予定している。販売以外のソリューションを実装することで、ユーザーやファンへ様々なコンテンツを届ける。

XRプラットフォームサービスとの連携等、NFTの“体験型コンテンツ”を提供
VRで知られる仮想空間の体験型技術をはじめ、AR(拡張現実)、MR(複合現実)を含むXRプラットフォームサービスやその他様々なサービスと「animap」を順次連携し、NFTを活用した体験型コンテンツの提供を予定している。

上記機能追加に加えて、今後も様々な機能をアップデートしていく予定。


「タツノコプロ」のNFTを数量限定で販売

「animap」のローンチに際した第一弾プロジェクトとして、2022年に創立60周年を迎えるアニメ制作会社「タツノコプロ」のNFTを数量限定で販売する。オークションにて販売される1点限定のジオラマカードは「タツノコプロ」創立者・吉田竜夫氏の長女であり、キャラクターデザイナーとして活躍する吉田すずかさんによる描き下ろしイラストとなっている。

■タツノコプロ 60 周年記念ビジュアル(animap NFT ver.)

販売数:500点/販売価格:3,000円(税込)/販売予定日時:2022年6月17日11:00

■マッハ GoGoGo 55 周年記念ロゴ

販売数:500点/販売価格:3,000円(税込)/販売予定日時:2022年6月17日11:00

■吉田すずかさん描き下ろし マッハ GoGoGo ジオラマカード

販売数:1点/販売価格:オークション(55,555円(税込)相当のETH価格スタート)/販売予定日時:2022年6月17日17:55~6月22日(水)23:50

■animap オリジナル マッハ GoGoGo ジオラマカード




販売数:4種×各100点/販売価格:5,555円(税込)/販売予定日時:2022年6月17日(金)11:00

©タツノコプロ

関連サイト
animap



animapのサービス提供体制

「animap」はデジタルコンテンツ開発から販売までを一気通貫でサポートできる体制を構築し、NFT事業に取り組みたい企業/クリエイターのパートナーとしてNFT事業推進を支援する。また、博報堂DYメディアパートナーズ内で、NFTビジネスにおける戦略立案、プラットフォーム開発、外部マーケットプレイスとの連携、マーケティングやクリエイティブ、法規制対応、今後のメタバース展開など新たなサービスやプロダクトを専門チームとして創出していくプロジェクト「Play Asset」が発足され、「animap」チームも連携している。

ABOUT THE AUTHOR / 

山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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