分身ロボットカフェ 新型「OriHime-D X01」にアスラテックのロボット操作システム「V-Sido Bilateral」採用 ボディランゲージが可能に

アスラテック株式会社は、株式会社オリィ研究所の分身ロボット「OriHime-D X01」の上半身を遠隔操縦するためのシステムとして、同社のロボット操作システム「V-Sido Bilateral(ブシドー・バイラテラル)」が採用されたことを2022年6月24日に発表した。

「OriHime-D X01」は「分身ロボットカフェ DAWN ver.β」で新たに活用される分身ロボット。「V-Sido Bilateral」を採用することで滑らかな動作をあらかじめ事前生成しておき、遠隔にいる操縦者が呼び出す方式をとっており、適宜トルクの入れ具合を制御することで、人と至近距離でのボディランゲージを用いたコミュニケーションが可能になった。

なお、「V-Sido Bilateral」に対応した「OriHime-D X01」は、オリィ研究所が運営する「分身ロボットカフェ DAWN ver.β」の再オープンに合わせて2022年6月21日に初めて一般公開され、同日から同店舗で受付案内などに活用されている。

「OriHime-D X01」:操縦者が遠隔で接客することを可能にする分身ロボット。カメラ、マイク、スピーカーを搭載しており、操縦者がインターネット経由で同ロボットを遠隔操縦することで、ロボットを使ったコミュニケーションを行うことが可能だ。

■【動画】V Sido Bilateral x OriHime D X01




「V-Sido Bilateral」とは

「V-Sido Bilateral」は、コントローラーの動きをマニュピュレーター(ロボット)に同期させるとともに、コントローラーに力覚をフィードバックすることで双方向の姿勢同期を行うロボット操作システムだ。操縦者はロボットにかかる外からの衝撃や物体を把持することで、より直感的にロボットを動かすことができるほか、自然にロボットへかかる負担が小さくなる動作を作ることができる。




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ロボスタ編集部

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