AI人材育成「ホリエモンAI学校」を提供するテレワーク・テクノロジーズ株式会社は、2024年4月19日、meta社から広告アカウントおよび広告アカウントに紐づいた代表者荒木賢二郎氏の個人アカウント、広告運用担当者の個人アカウントの凍結を受けたことを発表した。
現在、前澤友作氏や堀江貴文氏などの写真や名前を使った偽の広告がFacebook上で大量に流されており、詐欺行為として問題視、無断で名前や写真を使われた有名人がmeta社に対して削除要求をしている。
正規契約をしている公式コンテンツもアカウントの凍結
それに対して、4月16日にmeta社は詐欺広告に関する声明を発表、対策する意思を示した一方で、テレワーク・テクノロジーズは「正規契約をしている公式コンテンツもアカウントの凍結をするずさんなものであり、また、再審査も受け付けないという状況にある」と訴えている。
「社会的に広く注目を集める話題でありかつ、当社としても大変遺憾な対応であるために、本件凍結に関しまして、広く情報を提供させていただけましたら幸いです。(報道機関に対しては)個別のメールやチャット等での取材も全面的に協力させていただきます」とコメントしている。
(著名人の名前や写真を無断活用したfacebook詐欺広告が蔓延)
4月10日 自民党本部でmeta社の詐欺広告に関する会合が開かれ、前澤友作氏、堀江貴文氏が出席
4月16日 「著名人になりすました詐欺広告に対する取り組みについて」Meta社より声明発表
4月17日 Meta社の声明を受けて、SNS等でMeta社に批判殺到
4月19日 当社運営の「ホリエモンAI学校」meta広告アカウントが凍結、広告アカウントに紐づいた当社代表荒木賢二郎の個人アカウント、広告運用担当者個人アカウントが凍結
同社は「手順に沿って再審査を請求しましたが、画面上に「アカウント停止に関する決定の再審査はできません」と表示され、現在も凍結状態が続いています。個人アカウントの凍結により、facebook msgグループなどで連絡を取っていた仕事関係者との連絡もできなく、仕事に支障が出ており、大変遺憾です。」としている。
読者として注意したいのは、現実的に「著名人になりすました詐欺広告」が多数存在しているため、Facebook上の広告内容を鵜呑みにしてサイトに誘導されるなどのアクションを安易におこさないこと、一方で正規契約しているサイトかどうかを自身で判断すること(サイト側にも正式契約を明確に明示することが重要になる)で、詐欺被害を防ぎ、正規のサイトを利用できると思われる(いずれにしろ、ユーザーに大きな負担を強いる状況になっているのはWEBマガジン運営者としては残念だ)。