
日本科学未来館は、オリジナルパートナーロボット「ケパラン」の新実演「ケパラン音頭」を2025年7月16日(水)から開始する。ケパランは、トヨタ自動車株式会社 未来創生センターが開発する「マスコットロボット」技術を基盤に、キャラクターデザインや来館者とのコミュニケーションに関する動作などを日本科学未来館用にオリジナルで開発したロボット。
■ケパラン – 未来館オリジナルパートナーロボット
また8月には、ケパランを実際に動かすことができるプログラミング・ワークショップも開催。ケパランの開発者と一緒に、ケパランの構造に忠実なオリジナル3Dモデルを使ったプログラミング体験ができる。
更に、ケパラン初のオリジナルグッズの販売も決定した。日本科学未来館は「今年の夏は未来館で、ケパランと一緒に踊ったり、自由に動かしたりする体験を通して、人とロボットがともに暮らす未来を楽しく想像してみましょう」として来場を呼びかけている。
未来館オリジナルのパートナーロボット「ケパラン」は、「みんなで育てる」をコンセプトに、2023年11月から常設展内で展示。手を振るなどの身振りや、メッセージボードなどのアイテムを通して、来館者とコミュニケーションをとることができる。現在は「ケパランのダンスタイム」として、オリジナルソングに合わせたダンス実演を毎日実施している。
新実演 「ケパラン音頭」
新実演「ケパラン音頭」は、その名の通り、オリジナル音頭にあわせてケパランが盆踊りを披露するもの。サビは来館者も一緒に踊る参加型の実演となる。音楽や踊りを通してロボットとの一体感を高めることで、ロボットと暮らす未来の一場面を体験することができる。
オリジナル曲「ケパラン音頭」にあわせて、ケパランと一緒に踊る参加型のロボット実演。日本科学未来館は「盆踊りのリズムにあわせてケパランと一緒に体を動かすと、ケパランに対する気持ちはどう変化するでしょうか? 子供から大人まで、年齢を問わず楽しめる実演です。ロボットとともに暮らす未来を想像してみましょう!」と呼びかけている。
楽曲制作は、テクノミュージックと民謡を掛け合わせた音楽で世界的に活躍中のOmodaka(オモダカ)さんが担当。秋田の伝統的な民謡「どんぱん節」をベースにした楽曲で、歌詞はオリジナルで制作。歌は民謡歌手の金沢明子さんが歌う。
プログラミング・ワークショップ 「うごかせ! ケパラン」
ワークショップでは、ケパランの開発者と一緒に、ケパランの構造に忠実なオリジナル3Dモデルを使ったプログラミング体験ができる。ワークショップの最後には、作成したプログラムをケパランにインストールして実際にロボットを動かす。どんな動きをさせるのか、人からの働きかけにどんな反応を返すのかなど、人とロボットとの関わりについても考えを深める機会となる。
パートナーロボット「ケパラン」の開発者と一緒にプログラミング体験をしながら、人とロボットとの関わりについて考えを深めるワークショップ。開発者によるトークの後、プログラミングツール「Scratch」を使い、ケパランの構造に忠実なオリジナルの3Dモデルを動かす。イベントの最後には、作ったプログラムで本物のケパランを動かす。プログラミング体験を通して、ケパランに隠されたさまざまな工夫を知るとともに、人とロボットとの関わりについても考える機会になる。
ケパラン初のオリジナルグッズが登場!
また、ケパラン初のオリジナルグッズの販売も決定。アクリルキーホルダーやチョコレートクランチなどが7月中旬からミュージアムショップに登場する。
ケパランについて
常設展示「ハロー! ロボット」は、コミュニケーションロボットなどとのふれあいや、最新のロボット研究の紹介を通して多様なロボット技術を知り、その可能性を感じることを目指して2023年11月に展示を開始した。
その中で、ロボットがより身近になる未来を体感し、人とロボットとの関係性を「自分ごと」として考えるきっかけとして、未来館オリジナルパートナーロボット「ケパラン」を展示している。
ケパランは、トヨタ自動車株式会社 未来創生センターが開発するマスコットロボットの技術を基盤に、キャラクターデザインや来館者とのコミュニケーションに関する動作などをオリジナルで開発した。
日本科学未来館、トヨタ未来創生センターと協力したオリジナルロボット「ケパラン」発表 新常設展示「ハロー!ロボット」に展示
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