マイクロソフトとトヨタ自動車株式会社は、コネクテッドカー関連テクノロジーの分野で広範囲に渡って特許のライセンス契約を締結したことを米国で発表した。
具体的には、マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Azure」ベースの「Toyota Big Data Center」を含む、トヨタとマイクロソフトの強力なパートナーシップに基づくものとなる。
これに関連したMicrosoft社が公開している動画「Microsoft: A unique partner in Connected Car」では、同社が1995年から自動車メーカーと協力し、リモートセンサー、カーナビ、音声認識、インターネット接続などに関連したソフトウェア技術を研究・開発・提供してきたこと、問題が発生する前に予測したり、緊急トラブル時にロードサービスにアクセスする等のテクノロジーの開発を行っていること、この分野に110億ドルの投資を行ってきたこと、コネクティングカーの最新テクノロジーの研究・開発していくこと等を、ビデオ動画で解説している。
Microsoft: A unique partner in Connected Car
なお、マイクロソフトの知的財産担当のバイスプレジデントのエリック・アンダーソン氏は今回の締結について次のように述べている。
トヨタ自動車の先進技術開発カンパニー(知財・技術渉外担当)常務理事の野村得之氏は、次のようにコメントを寄せている。
安全支援や自動運転技術の競争が激化している自動車業界では、IT企業との提携によってビッグデータの処理、ディープラーニングなどの人工知能技術の運用、地域や道路情報の活用などで優位性を得ようとする動きが活発になっている。