AWS Summitの展示ブース会場で、シャープの「ホームアシスタント」に出会った。
昨年発表され、シャープのスマートホーム構想のハブとなり、ユーザーの音声で家電やスマートホーム機器を制御するために活躍が期待されている音声アシスタントロボット、ちょっと雪だるまっぽいあのロボットだ。
AWS Summitの展示ブースでは、ホームアシスタントをB to B機器として利用してはどうか、という提案になっている。
用途としては、ホテル・レストランの受付、小売店の総合案内、イベントの演出、介護・介護見守りサービスへの展開があげられている。
ホームアシスタントはデモとして動作。
ホテルのルームコンシェルジュとして設置されていることを想定したものだ。
「お腹がすいた」や「近くのコンビニはどこ?」と言った問いかけにクラウドの音声対話システムを介して回答を行う。シャープが提供するのは音声対話システムとロボット。AWSをプラットフォームとして使用している。
ホームアシスタントの商品化は年内を目標に開発を進めていると言う。
音声応答式の予約照合システム
シャープはこのコミュニケーションロボの他に音声応答式の予約照合システムとIoT機器として各種センサー類も展示。
連携したシステムのデモンストレーションを行っていた。
そちらのデモの流れは次の通り。
レストランのドアを開けたことを検知して、タブレットやロボットが「いらっしゃいませ」と音声で迎える。予約や会員カードを持っているかを確認し、カードをリーダーにかざすと予約内容と照合し、小型プリンタで受付票を発行する。
レストラン側のメリットとしては、予約受付を行うスタッフをこのシステムに代替することで自動化できる。
シャープの製品としては小型のボードで、しゃべるウォーターオーブン「ヘルシオ」に内蔵しているものと同等だと言う。
ホームアシスタントについては、続報が入り次第、ロボスタで報告していく予定だ。