COMPUTEX TAIPEI 2017 レポート Vol.02 ~Zenboに触れてきました~

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Zenbo

ZenboはASUSより、現在台湾のみで発売されている家庭用コミュニケーションロボットです。ASUSは1家に1台を目指して展開をはじめています。
今回はASUS JAPAN様にご招待いただき、ASUSブースのZenbo特別ステージで行われたデモンストレーションを体験することができましたのでレポートします。



実際に触れてみました




Zenboに指示するときは必ず「Hey, Zenbo!」とまず呼びかける必要があります。
これは入力することの合図で、これをしてからいろいろな指示・操作ができるようになります。



子供向けのZenbo

まず想定されていたものとして子どもと遊べるZenboというところでアプリが用意されていました。Zenboは「しまじろう」とのコラボレーションして一緒に踊ったり、ゲームをしたりることができます。


また、ありきたりですが絵本を読んでくれる機能もありました。



さらにScratch風のツールで好きなモーションをつくるということもできます。




老人向けとしてのZenbo

次に老人が利用するというケースを想定していたアプリが用意されていました。
まずデモしていただいたのは、「直接ECサイトと連携して買い物ができる」アプリです。ECサイトとして選択できるのはPChome(台湾では有名なECサイトだそうです)/Amazon/eBayでした。



ここでは、親(老人)がリテラシーが低いことを前提としてZenboが電話となって直接息子(娘)に連絡とって、買ってもらうというデモを見せてもらいました。


子ども側のスマホにインストールされている専用アプリで同じECサイト(のページ)が同期されるようになっています。



さらにタクシーの手配ができることなどもできるようです。




その他の機能

そのほか以下のような機能もありました。

 ・占い
 ・レシピ(クックパッドとの連携)
 ・音楽(音楽流しながら踊る)
 ・充電ステーションに戻る
 ・テレビとの連携(Cast機能)
※これは設定させていなかったので見られませんでした)







ハードウェアとしては以下の情報提供がありました。

 ・ タッチセンサー
 ・(前面)スピーカー
 ・(前面に2箇所、背面に1箇所)超音波センサー
 ・ポートはUSBのみ(これは外部ストレージ用らしい)










いままでのコミュニケーションロボットよりユーザーの体験が考慮されているアプリ

Zenboハードとしてはタッチセンサや距離センサ、超音波センサなどはあるものの言ってしまえば基本的には動くタブレットで、非常に割り切られているものと感じました。これだけで言えば、エンジニアからみたら物足りないものかもしれません。しかし、アプリとしてタブレットの機能を存分に活かすことでコミュニケーション用ロボットしての体験を引き出しているものに感じました。

つまりタブレットとしての操作体験を前提として、その延長線上で設計された+αの機能としてZenboが存在しているという感じです。

いままでのロボットアプリはたいてい、体験のパラダイムを考慮せず、理想形みたいな提案で飛躍した?コンテンツをいうイメージが強く、前提体験がない側からしたら「必要性」も生まれず、「喪失したときのトレードオフ」も感じませんでした(つまり「なくてもいいじゃん」と結論になってしまうものです)。

Zenboがそのキャズムを超えたかは何とも言えませんが、少なくとも体験のジャンプアップでなく、少しだけのステップアップでアプリが考慮されているのがある意味新しくも感じました(はじめてiPhoneを触ったときの感覚に近い感じです)。



いち早く体験するなら、ひょっとしたら中国語を覚えるのも手?

個人的には「移動しない卓上ロボットは面白くない」と思っているので、移動できるロボットのほうが親しみが持てます。

ただ、音声認識はまだ英語もイマイチみたいなので、日本語対応ももう少し時間がかかるかもしれません。その前に中国語を覚えて先にZenboと遊べるようになるのもいいかもと思ったりしました。
中国語ができるようになれば、来年のCOMPUTEXはもっと楽しめますでしょうし、台湾も英語はイマイチ通じないところが多いので、中国語ができるに越したことはないなと感じた1週間です。



最後にZenboの起動画面。



おまけ

台北の街中にはたまにPepperとであうことができます。新光三越と三創家電で展示していました。







《江頭 宏和》

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江頭 宏和

江頭 宏和

html5jロボット部 部長。html5jスタッフ、日本アンドロイドの会運営委員。 広告会社系のデジタルプロダクションに勤務。またhtml5j、日本アンドロイドの会などデベロッパー向けコミュニティを運営する傍ら、趣味でロボットやマイコンなどで遊んでいます。 最近はロボットだけでなくGoogle TangoのようなMRにも力を入れ始めています。

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