「第45回東京モーターショー2017」に向けてトヨタが新しいコンセプトカーを2台発表した。
「TOYOTA Concept-愛i RIDE」「TOYOTA Concept-愛i WALK」、それぞれ未来を感じさせるコンセプトカーなのでロボスタ的視点で簡単に紹介したい。
TOYOTA Concept-i RIDE
今回発表されたConcept-愛i RIDEは、CES 2017でお披露目された「TOYOTA Concept-愛i」のコンセプトをさらに、都市向けかつユニバーサルな小型モビリティに進化させたものになっている。
最大の特徴は、車いす使用者にとって使い勝手の良い操作を実現したことにある。
Concept-愛iシリーズの特徴であるAIエージェントを搭載し、インテリアおよびエクステリアに組み込まれた大型ディスプレイで様々な情報を表示する。エクステリアのディスプレイにHELLO!、GOODBYE!など車外の人に向けてメッセージを発信しているのが上記写真からもわかるはずだ。
また個人が所有するのではなく、共有するモビリティサービスとしての利用も考慮されているという。
インテリアにはペダル類、ステアリングホイールなどは設置されておらず、操作はシートから前方に伸びたジョイスティックで行う仕様になっている。運転補助として、自動駐車、その他支援機能が多数採用されており、車いす利用者はもちろん、高齢者でも安全にドライブできるクルマになっている。
ガルウイングドアと、電動のユニバーサルスライドシートの組み合わせにより、車いす利用者が車内にアクセスしやすいことがわかる。また畳んだ車いすは後部に格納可能になっており、実用面も考えられた設計だ。
TOYOTA Concept-i WALK
続いて歩道走行を考慮した3輪のモビリティビークルコンセプトが「Concept-愛i WALK」を紹介する。
他の輸送施設と組み合わせて、外出先や観光スポット周辺の散策など、ちょっとした散歩を楽にしてくれるというものだ。距離は最大20kmと行動範囲はそれなりに広い。
操作は、ステアリング機能を使うことで、体の重心移動なく、前進・後退、左右に自由に動かすことができる仕組みとなっている。足を置くスペースも低めに設定されており、高齢者であっても、スカートを履いた女性でも躊躇なく乗り降りできるという。
特徴は、人の歩幅や肩幅程度の狭い専有面積しかとらないことにある。
さらに本体は変形し、スペースをとらない形状になる。ホイール・ベースは500~700mmの間で変化するという。
またAIエージェント搭載により操縦者や状況を理解し、危険な状態になれば操縦者に伝えるなどアシストする仕組みが組み込まれている。
僕はこう思った:
東京モーターショー2017で実車見てきたいと思います!またレポートします!
TOYOTA、「未来の愛車」を具現化したコンセプトカー 「TOYOTA Concept-愛i」シリーズを東京モーターショーで公開 -人工知能により人を理解し、ともに成長するパートナーを目指す-