パナソニック コネクト株式会社は、開発を進めてきたロボットハンド技術「MI(Multi-skilled Intelligent)ハンド」の協力企業へのライセンス提供を2025年10月20日(月)より開始すると発表した。

独自のベルト機構と力制御技術により、多様な形状・材質の対象物をやさしく把持できる柔軟な動作を実現した。また、把持したまま回転することで対象物の向きを変更し、整列させてプレイスできる。


独自技術による柔軟さ
MIハンドは、同社が提供する「ロボット制御プラットフォーム」(サービス名:Robo Sync)によって制御される製品で、主要メーカーのロボットアームに接続可能なマルチメーカーロボット対応を実現している。
ノーコードで直感的な操作が可能なビジュアルプログラミングや、導入・設定の効率化を図る標準設定テンプレートなどの特長を備えており、既存設備への柔軟な導入と活用範囲の拡大が可能だ。
多様な対象物への対応力が特徴
MIハンドは、独自のベルト機構と力制御技術により、多様な形状・材質の対象物をやさしく把持できる柔軟な動作を実現した。物流・製造現場から医療・研究分野まで、幅広い用途での活用が期待される。
袋状などの変形物をピッキングすることが可能で、さらに把持したまま回転することで対象物の向きを変更し、整列させてプレイスできる。

パートナー企業拡大を目指す
初めてロボットを導入される企業において、MIハンドおよび本プラットフォームは、ロボット導入のハードルを下げ、幅広い用途に向けたソリューションとして活用できるものである。
パナソニック コネクトはMIハンド技術のライセンス提供を展開し、パートナー企業の拡大と本プラットフォームのさらなる普及・拡販を目指すとしている。