パナソニック コネクト、複数メーカーのロボットを制御・管理する「Robo Sync」を提供

ロボット その他
パナソニック コネクト、複数メーカーのロボットを制御・管理する「Robo Sync」を提供
  • パナソニック コネクト、複数メーカーのロボットを制御・管理する「Robo Sync」を提供
  • パナソニック コネクト、複数メーカーのロボットを制御・管理する「Robo Sync」を提供
  • パナソニック コネクト、複数メーカーのロボットを制御・管理する「Robo Sync」を提供
  • パナソニック コネクト、複数メーカーのロボットを制御・管理する「Robo Sync」を提供

パナソニック コネクト株式会社は、2025年10月20日(月)よりロボット制御プラットフォーム「Robo Sync(ロボシンク)」の提供を開始すると発表した。

物流・製造現場の課題解決を目指す

近年、物流・製造現場では人手不足や多品種少量生産への対応、それに伴う工程変更の頻度増加などにより、ロボット導入のニーズが高まっている。一方で、ロボットに関する知見不足やスキルを持つ人材不足が大きな課題となっているのが実情だ。

Robo Syncは、これらの現場の課題を解決するサービスとして開発された。複数メーカーの協働ロボットや各種機器を一元的に制御・管理することが可能で、協働ロボットの導入や運用のハードルを下げ、現場の自動化と柔軟な対応・対策を支援する。

主な特長

1. マルチロボットメーカー対応
市販のロボットアーム・ハンド・カメラ・センサーといった、現場でのロボットによる自動化を行う際に必要となる多様なロボットシステムを一元制御し、作業内容に応じて機器の自由な組み合わせや変更が可能である。

2. ビジュアルプログラミング
動作や検出などの機能ごとに分かれたブロックを組み合わせることで、ノーコードで簡単にロボットの動作シナリオが作成できる。詳細な設定も可能で、専門家だけではなく現場担当者もシステムを構築できるのが特徴だ。

3. 標準設定テンプレート
ピッキングやプレイスなどの主要動作があらかじめ組み込まれたテンプレートを使用することができる。テンプレートを組み合わせることで、用途変更や新たな用途へ簡単に展開可能となっている。

料金体系と関連サービス

料金は初期費用なしで、月額費用はロボット1台あたり5万円となっている。支払い方法は、月額払いと併せて年額払いも用意されているのが特徴だ。なお、ロボット導入に関する設置工事費や各種機器費等は含まれていない。
※2025年10月20日(月)時点・税抜価格

また、ロボット導入プランナーの先行評価版(α版)の提供も開始した。これは協働ロボット導入による自動化効果の定量的可視化を行う工程自動化支援サービスで、企画構想から仕様定義・設計までの上流工程を一貫して支援するものである。正式サービスは2026年度の提供開始を予定している。

パートナー連携の拡大

2025年6月30日(火)の発表時の12社から26社に増えており、パナソニック コネクトでは、ロボット機器メーカー7社、ロボットSIer・商社など19社の計26社と連携しながら、本サービスの現場導入を推進していく方針だ。

同社は、ロボットSIer・商社のビジネスの加速を支援するため「セールスパートナープログラム」も新たに立ち上げ、マーケティング支援、テクニカルサポート、コミュニティなどのメニューを用意している。これにより、協働ロボットの普及と現場の課題解決を目指す構えである。

《ロボスタ編集部》

関連タグ

ロボスタ編集部

ロボスタ編集部

ロボスタ編集部では、ロボット業界の最新ニュースや最新レポートなどをお届けします。是非ご注目ください。

ニュースレター配信中!無料会員登録をしていただくと、定期的に配信されるニュースレターを受け取ることができます。また会員限定の記事を閲覧することも可能になります。

編集部おすすめの記事

特集