音声による経済についてのレポートをPindropが自社ブログで発表した。
Pindropは調査会社ではなく、電話音声から本人確認における不正が行われないようにセキュリティサービスを提供する会社。今回Pindropは、米国・フランス・ドイツ・イギリスのITおよびビジネスリーダー500名を対象に音声技術に関する調査を行ってレポートをまとめた。
レポートの中から概要を簡単に紹介したい。
音声技術の導入時期
音声技術の導入時期については、28%がすでに使っている、85%が来年には導入予定と回答した。家庭へのスマートスピーカーの普及ペース以上に、企業での音声技術採用が加速するということになる。
また企業の管理者は音声技術の採用が、顧客満足向上、競合優位性向上、オペレーション効率化、顧客対応コスト削減に繋げられることを期待していると回答している。
ここ2年でどの音声アシスタントに投資するか
ここ2年でどの音声アシスタントに投資するかについて聞いたところ、Microsoft Cortana、Google Assistant、Amazon Alexaが上位3アシスタントとなった。ついでIBM Watson、Apple Siriと続いた。どのアシスタントにせよ投資される可能性が非常に高い領域であることがわかる。またこの投資傾向からわかるのは、企業はひとつのアシスタントに絞らず、ユーザーニーズ似合わせて複数のアシスタントに対応していくのがここしばらくの流れとなりそうだ。
ポジティブな採用意欲とは裏腹に、多くの企業は音声技術で取得したデータを安全に保ち、適切に運用することについて懸念も抱いていることもわかる。もちろんこの懸念はユーザーにとっても同じだ。
ロボスタ / Amazon Echo