ロボット向けシングルボードコンピュータ「D-Robotics RDK-X3」と拡張モジュールを発売　Maker Faireで注目集まる

スイッチサイエンスは、中国・深センに本社のあるD-Roboticsのロボット向けシングルボードコンピュータ「RDK-X3」及び、専用のカメラモジュール、カメラアダプタ、オフィシャルケースをスイッチサイエンスウェブショップで販売を開始した。
「RDK-X3」は、5TOPS（Tera Operations per Second）の推論演算能力を備えた開発ボード。多様なセンサと、開発者に柔軟なハードウェア拡張と接続オプションを提供する。
2024年9月21日から22日まで、東京ビッグサイトで開催された「Maker Faire Tokyo 2024」のスイッチサイエンスブースで展示していた画像認識デモのパフォーマンスとシンプルな構成が話題となり、先行販売分は完売する人気を獲得している。
今回は、「RDK-X3」専用のカメラモジュール、オフィシャルケースに加え、広く流通しているRaspberry Pi用の各種カメラ（CSI 15ピン）を「RDK-X3」で使用可能にするアダプタを販売する。

販売商品ラインナップ

D-Robotics RDK-X3

・5Topsの強力な演算能力
・デュアルバンドWi-Fi搭載
・1GbEに対応
・最大64 GBの大容量オンボードメモリ

D-Robotics RDK X3用オフィシャルケース

RDK X3用のD-Robotics公式ケースで、ヒートシンクとしての機能も兼ねている。
全体が金属で作られており、頑丈で放熱性に優れている。インターフェースやアンテナとの接続部分が開いたデザインで、信号の送受信安定性が高く、接続部へのアクセスが容易。ケースはネジ4本で固定でき、組み立ても簡単になっている。

D-Robotics RDK X3用カメラモジュール RS800

自動露出制御と自動ホワイトバランス制御を備えたカメラモジュール。HD動画や静止画の撮影に適した高解像度のIMX219 8MPセンサを備えている。
・高感度で低クロストークのイメージセンサを使用し、低ノイズな画像を撮影。
・小型かつ軽量
・CSIバスを通して高速なデータ転送が可能

D-Robotics RDK X3用カメラアダプタ

D-Robotics RDK X3でRaspberry Pi用の各種カメラ（CSI 15ピン）を使用可能にするアダプタ。RDK X3のCSIインターフェースを2列15ピンに変換する。それによりOV5647、IMX219、IMX477などを搭載したRaspberry Pi用各種カメラとの接続を簡単に行うことが可能になる。