ソフトバンクの新戦略「フィジカルAI」を米国Bear Roboticsが歓迎、ビジョンの一致を強調

ソフトバンクの新戦略「フィジカルAI」を米国Bear Roboticsが歓迎、ビジョンの一致を強調

サービスロボティクスを手がけるアメリカのBear Roboticsは2025年11月13日(木)、ソフトバンクグループ(以下、ソフトバンク)が決算説明会で発表した新しいビジョン「フィジカルAI」を歓迎する声明を発表した。

ソフトバンクが掲げる新戦略「フィジカルAI」

ソフトバンクは、2025年度第2四半期の決算説明会において、「フィジカルAI」を同社の中核的な新戦略として打ち出した。これは、AIがデジタルの領域を超えて物理的な世界へと進出し、実社会で機能することを目指すテクノロジーの新たなフロンティアと位置づけられている。

説明会に登壇したソフトバンクの後藤芳光CFOは、「フィジカルAI」を同社の「最も重要な新しいキーワード」であると強調。その定義として、「我々の生活に非常に近いところで複雑なサービスを提供する、AIを搭載したロボット」であると説明した。

この戦略により、ソフトバンクのポートフォリオ内には、Bear Roboticsのような基盤となる企業を含む「フィジカルAI」企業の強力なエコシステムが形成されることになる。

創業以来の使命と合致、Bear Roboticsが歓迎

Bear Roboticsの創業者兼CEOであるJohn Ha氏は、「ソフトバンクが『Physical AI』のビジョンを強力に支持することを大変嬉しく思う。これは、Bear Roboticsが創業初日から中核としてきた使命そのものだ」とコメントした。

さらに、「後藤氏が定義した『生活に非常に近いところで複雑なサービスを提供するAI搭載ロボット』とは、まさに我々のロボットが現実世界で日々行っていることだ」と述べ、自社の事業との親和性の高さを強調。

John Ha氏は、「ソフトバンクの取り組みは、未来が単なるデジタルAIではなく、人間を支援し、力づけるインテリジェントなロボティクスにあるという我々の信念を裏付けるものだ。この分野の確立されたリーダーとして、ソフトバンクのパートナーと共に『フィジカルAI』革命を前進させることに、これまで以上に意欲を燃やしている」と、今後の連携に強い期待を寄せた。

《ロボスタ編集部》

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